おじいちゃんのお見舞い、思った以上にダメージを受けました
昨日は日曜日で朝ドラがやらないから、朝たっぷり寝て、１１時半に起きました。
簡単にお昼ご飯を作って食べ、午後からおじいちゃんの入院してる病院に行きました。
入院してちょうど３週間。
最初は、酸素マスクや心電図、点滴をつけて、絶食で、熱もあって苦しそうだったそうですが、今は、心電図が胸にはってあるだけで、熱もなく、わりと元気な表情でした。
私が行ったら、たぶんお母さんと間違えたみたいで、
「今日は遅かったな」
とか言ってました。
でもお母さんは夜しか行ってないから、時間の感覚も狂ってるみたいでした。
しゃべってるうちにだんだん私のこともわかったみたいで、結構いろいろ楽しそうにおしゃべりしてくれました。
おばあちゃんが昼間きてくれるって言ってたけど、あとでお母さんに確かめたら、行ってないとのことだったので、きっと夢でもみたんだろうな。
なんだか切ないなぁ
おばあちゃんはおじいちゃんのことすごく嫌ってて、退院してくるのが嫌みたいだし、お見舞いだって義務的にお母さんについてくるだけなのに、おじいちゃんはおばあちゃんにきてほしいのかな。
でもうれしそうだったから、おばあちゃんや息子夫婦がきてくれる楽しい夢をたくさんみて休んでほしい。
ごはんもようやくおかゆみたいなやわらかいものが自分で食べれるようになったみたい。
今おじいちゃんがいる部屋は、ナースステーションの隣の部屋で、術後とか特に管理が必要な患者さんが入るところなんだけど、普通の部屋があいたらうつれるそうです。
２０分くらいおしゃべりして、「そろそろ行こうかな」って言ったら、「そうあわてて帰らんでもいいがね」ってひきとめられたので、もうちょっとおしゃべりしてました。
突然立ち上がってトイレに行こうとしたりしてしまうから、ベッドに固定する拘束ベルトをしてて、テレビも見れないし、おじいちゃんの好きなコーヒーも飲めないし、甘いものも食べられないし、ひたすら寝て、誰かがくるのを待ってるのかと思ったら、すごくせつなくて悲しい気持ちになりました
私もうつ病になった時、ひたすら寝て、テレビも見れなくて、音楽も聞けなくて、なんの楽しみもなくて、生きてるのか死んでるのかわかならいような状態で、すごく辛かったから、今のおじいちゃんがかわいそうでかわいそうで、帰りの車で泣いてしまいました。
回復に向かってて、本人も別にゆううつそうじゃなかったし、私が泣くことないんだけど。
今の年齢の私が想像する「老い」と、私よりさらに５０年生きたおじいちゃんの感じてる「老い」は違うんじゃないかってダンナは言ってました。
確かにそうかも。
私が病気になった時は、まだ２０代でこれからいっぱいやりたいことがあって、まだ何もできてない！っていう焦りもありました。
おじいちゃんは、８６年生きてきて、私よりもっといろんな経験をしてきて、長い時間をかけて、「老い」を受け入れてきたから、今は今で穏やかに幸せな状態なのかな。
子供のころ、お母さんがおいしいお菓子や果物を「お母さんはいいからあんたたち食べなさい」って言って譲ってくれたのを、「お母さんはどうしてそんなことができるんだろう、すごいなぁ」って不思議に思っていました。
だけど大人になって、おいしいお菓子や果物を食べる機会が何回もあって、ある時、「大人は十分においしいものを食べてきたから、子供に譲ってあげることができるんだ」って気付いたんです。
なんかそのこと似てるなぁと思いました。
きっとおじいちゃんは、誇りを持って仕事してたし、日曜大工や庭仕事も楽しんで、旅行にもいって、おいしいものもたくさん食べて、たくさんいろんな経験をしてきたから、今の状況も受け入れることができてるのかな。
夜は義実家に行ってきたんですが、お義母さんは
「だんだん年をとっていくと、なんのために生きてるんだろうとか、難しいこと考えなくなるんじゃないかな」
って言ってました。
ダンナも
「お年寄りに限らず、大半の人は、陽がのぼって１日が始まって、何をするでもなく過ごして、また陽が沈んで今日も１日終わったなっていうくらいで、○○ができないと生きてる意味がないとか、何のために生きてるんだろうとか考えないと思う」
って言ってました。
私もそんな風に深く生きてる意味を追求せずに、気楽に生きれたらいいなぁと思いました。
夜、お母さんから電話があって
「おじいちゃん、あかりがきてくれたって喜んでたよ」
って言ってました。
よかった。
何もできなくて悲しい気持ちになったけど、行ってよかった。
ユニバーサルスタジオに行ったら、お土産買ってきて、またお見舞いに行こう。
病院の帰りに、お気に入りのカフェで休憩してきました。
レモネードとスイートポテト
今日は、昨日の疲れで、朝ごはん食べたあと、昼まで寝てました。
あとは洗濯してのんびりしてます。