さすがに1日寝てただけあって、昨夜はなかなか寝付けず、午前3時くらいに眠りました
今朝は寝汗もかかずに7時半起床。
スーツを着たダンナが
「やっと就職した」
と言って出かけていきましたが、ただの実習生(33)です
私は、ゴミ出しして睡魔と戦いながらストレッチをして、洗濯を干し、ちょっとクラフトしていました。
睡魔に負けそうだったけど、テレビで「家族に乾杯」がやってて、櫻井くんが出てて、おもしろかったので目が覚めました
- パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか (PHP新書)/PHP研究所
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ついに、パーソナリティ障害の本を読みました。
なんか「パーソナリティ障害」って人格を否定されるみたいな気がして、あんまり見ないようにしてきたんですが、別に病気とか障害っていうわけじゃなくて、ただの「タイプわけ」って思えばおもしろく読める気がします。
よく雑誌にのってるような「あなたはおっとり系」「あなたはさばさば系」みたいなやつと同じ感じで、気楽に考えてみるのもいいかもしれないと思いました。
自分のタイプを知った上で、うまくそれを生かす生き方をすればいいんだし。
この本では、「境界性」「自己愛性」「演技性」「反社会性」「妄想性」「失調型」「シゾイド」「回避性」「依存性」「強迫性」の10タイプのパーソナリティ障害の特徴と接し方のこつ、克服のポイントが書かれています。
巻末にパーソナリティ自己診断シートがついています。
私は、「依存性」「強迫性」「妄想性」「境界性」に当てはまりました。
ダンナはどれも当てはまらず。
境界性パーソナリティ障害の人の特徴は「両極端に揺れ動く」ことだと書かれています。
その不安定性の根底にあるのは、深い愛情飢餓感と依存対象に見捨てられまいとする心理だそうです。
「人は結局、最後には自分を見捨てるのだという人間観」
という箇所にとても共感しました。
私も心の底でそう思ってる。
「何百回も自分のために相手が時間を割き、援助してくれていても、たった一度拒否されただけで、すべての献身が見せかけのものに思えて、相手が信じられなくなってしまうのだ」
という箇所も、自分にとても当てはまると思いました。
ダンナは私がうつ病になってからずっとそばで支えてくれて、夫婦の絆が変わらないことを何度も教えてくれたのに、たまたま忙しかったり体調が悪かったりして、ダンナの態度がそっけないと、
「やっぱり私のことが負担なんだ」
とか思えてきて、急に不安定になってしまうところとか。
ただ、そこで怒りだしたり、暴れ出したり、離婚するとか言いだしたりはしてないから、まぁまぁコントロールできてるのかなぁ。
境界性パーソナリティ障害を克服するポイントとして3つ書かれていました。
(青い部分は抜粋)
両極端の間の選択肢を考える
これはもう耳にタコができるほど聞いてきた(笑)
実際の現実は、白か黒ではなく、割り切れないものが多い。
いいところもあれば、悪いところもある。
「完璧よりも中間的な状態の方が安定に優れ、衝撃にも強い」と書かれてあります。
ほんとその通りだと思う
細く長くつながる
人とすばらしい関係を築くよりも、じっくりと長くつながることを大切にし、人と一貫してつながる力を育てていく、とのことです。
急に仲良くなろうとしたり、何かちょっと嫌な気分になることがあったからといって、それまで築いてきた関係はうそだったんじゃないかとか思わないっていうことだと思います。
自分で自分を支える
どんなに誠実な人でも、常に一定の気分や体調を維持しているわけではないから、時には期待外れな反応しか返ってこないということが起きる。
さみしいからといって、すぐに他人で紛らわすのをやめてみるといい。
孤独に耐える力が、その人を強くする。
もちろん苦しい時には助けを求めたらいいけれど、相手がうまく助けてくれなかったから自分が苦しいのだと思わないほうがいい。
相手も疲れて気持ちに余裕がなかったのかもしれないし、何か苦しいことを抱えていたのかもしれない。
「自分で自分を支える」の章は、身にしみる言葉の数々でした
あと、なるほど~と思ったところ。
「親の重要性は成長とともに色あせ、心の中に親が占める割合は年々小さくなっていく。それが本来なのだ。」
「親は、幼いころ大切にしたぬいぐるみのように、子供にとって、懐かしいが古ぼけた、支配力を失ったものとなる。それが、自然な成長の結果なのである」
古いぬいぐるみか~
ダンナは「まさにそんな感じ」と言います。
私にとって母親の存在は、つい最近まで、部屋の真ん中にでーんと飾らなくちゃいけない現役のぬいぐるみだったなぁと思いました。
私はいまだに親に認めてもらうことに重点を置いてるとこがあるけど、年とともに親を卒業した人は、親からほめられることにそれほど価値があると思っていないみたいです。
今では、押し入れにしまって時々とりだすぬいぐるみくらいになった私のお母さん、だいぶん卒業できてきたかなぁ。
この本についての感想を述べているとすごく長くなりそうなので、続きはまた今度にします。