今日は普通に落ち着いて1日過ごせました。

脳の状態が通常通りになったようですほっ


8時に起きて、お布団を干して、洗濯して、tetoteに出品したりして、午後からはビデオ見て、昼寝して、夜ごはんはダンナと一緒に義実家に行きました。


普通に戻ってよかったです。


少し前に古本屋で「人格心理学ーパーソナリティーと心の構造」という本を見つけて、読んでみました。

人格心理学 パーソナリティと心の構造/河出書房新社
¥1,575
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大学の講義で用いることもできるように書かれた、人格心理学の解説書だそうです。

人格心理学とは臨床心理学の基礎にあたる部分です。


フロイトやワトソン、ロジャースが考えた人格理論の概要や、人格が壊れる時のことなどが、とてもわかりやすい言葉で書かれてあり、おもしろく読めました。


特に興味深かったのが、「家族システム論」という章。


不安定な家族システムは、不安や緊張が強く、熱いお湯にみんなで首までつかってその熱さに耐えているような状態で、だれかが動くとみんなが「あちっメラメラ」となってしまうので、身動きがとれない、という話がとてもなるほどーと思いました。


子供は発達、変化する存在だから、その変化に合わせて、システム全体も柔軟に変化しないといけないけれど、システムが不安定だと子供は自由にふるまえず、役割を変化させることもできません。


この章を読んだ時、妹のことが頭に浮かびました。


私とお母さんと妹は、かなり不安定な家族システムでぎりぎりバランスをとっていて、妹は「お母さんがいないと何もできない子供」という役割を変化させることができず、今に至るのかなぁと思いました。


私は私で、「お母さんの右腕」という役割のまま成長して、それが果たせなくなってきたところで、壊れてしまったのかな。


熱いお風呂に3人で耐えながら入って、「動くなよ~」と牽制し合ってたんだなぁと妙に納得したのでした。


あと、二重拘束的(ダブル・バインド)状況の話もなるほどと思いました。


二重拘束的状況とは、相反するメッセージが同時に与えられ、その意図を聞き返したりすることもできず、なんらかの反応を強制されるような状況だそうです。(たぶんそういう意味だと思う)


こういう状況が続くと、メタ・メッセージを読む能力が阻害されて、対人関係をうまく築けなくなるんだそうです。


メタ・メッセージというのは、人が何か言葉を発した時、その言葉が本当はどういう意味で使われているかを判断するための高次なメッセージのことです。


たとえば、「怒ってる?」と聞いて、「怒ってない」と怒鳴り声で返された時、言葉と表情の間には矛盾があるけれど、「あー怒ってるんだな」とわかると思いますが、そんな時、無意識に人はメタ・メッセージを読み取っているわけです。


私は昔、いろいろな二重拘束的状況にさらされていたなと思いました。


おばあちゃんは「叔父さんが私たちが居候してることを不快に思ってるよ」という内容のことを言い、叔父さんは「父親だと思ってなんでも頼ってね」とやさしく言う。


などなど。


うーん、内容をまとめるのって難しい汗

家族システム論の詳しい本も読んでみたいなぁと思いました。