ブログの更新頻度は減っていますが、本当は書きたいことがたまっています
ゆっくり書いていくことにします。
まずは、先日のカウンセリングのこと。
最初に、完成させた心理検査(SCT)をカウンセラーの先生に見せました。
先生「書いてみてどうでしたか?」
私「前半3分の1くらい書いたら、胃が重くなってきたので、残りは別の日にやりました」
先生「胃が重くなったのはどうしてでしょう?」
私「最初のほうの問題が、過去のことを思い出すものだったからです」
先生「どんなことがひっかかりましたか?」
私「『私の失敗』という書き出しの文に書いたんですけど、私、大学受験の時に学部選びを失敗したと思ってるんです。本当は医学部にいきたかったけど、浪人するお金もないし、お母さんも『そんな大変なことやめたら』という感じだったし、結局挑戦できなかったんです」
私「でもその時は、予備校にいかずに浪人できるのかとかわからなかったし、仕方なかったし、納得して志望校をかえたんですけどね・・・」
先生「実際に行った学部は合わなかったですか?」
私「大学は楽しかったけど、なんか物足りなかったし、実習も想像と違ってがっかりして、合わないなーと思ってました。」
私「でも、なんとか自分の納得できる進路を探して、大学院に進んだんです。研究は楽しかったし、特に博士課程に入ったときは、大好きな神経の勉強ができるし、研究仲間と話すのも楽しくて、わくわくしてました。」
先生「うんうん、自分の進む道が見つかったって感じだったんですね」
私「そうなんです。でも、心理検査にも書いたけど、嫌な先輩がいて、そういう気持ちも踏みにじられたんです」
この嫌な先輩。家では大魔王と読んでいるので(笑)、Dさんとでもしておきます。
Dさんは、確実に私の人生を変えたと思う。
この人に出くわさなかったら、楽しく研究を続けられたのに・・・と悔しく思う。
Dさんは、私から自信や希望を根こそぎとって、恐怖心を植え付けた。
新しい環境に行ったらまたDさんみたいな人がいるんじゃないか・・・という恐怖心。
この恐怖心がきっかけで、うつ病を発症したんだと思う。
もちろん他にもいろいろあったけど。
カウンセリングでも、家に帰ってダンナとも、久しぶりにDさんの話をしました。
あらためて、「私、がんばって戦ったよね」「あれ以上は無理だったよね」ってダンナと話しました。
カウンセリングでは、
「どうして、その人はそんな風だったんでしょうね」
ということを話しました。
自分の威厳を守るため、必死だったんだろうと思います。
私が浮かび上がろうとしたら、また沈める・・・みたいな感じでした。
私は、Dさんを追い越そうなんて思ってなかったし、最初は尊敬してたのに、私が追いついてくるかもしれないのが怖かったのかなぁ。
カウンセリングの先生は、
「そんな風にするなんて、その人自身にも何か問題があったんでしょうね」
とおっしゃっていました。
Dさんになんの問題があろうと、後輩をいじめていい理由にはならないけど、なぜそんなことをしたのかを考えてみるのはいいかもしれないと思いました。
それは、そういう風に振舞う人物を理解して、うまく対処する術を学ぶことにつながるかもしれません。
そして、許したくはないが、「理解する」ということで、消化していけるのかもしれません。
前にダンナのお父さんといろいろ話したとき、
「人はみんな失敗する。でも、許すこともできる。」
と言っていたことを思い出しました。
許して仲良くなろうという意味ではありません。
理解して、顔もみたくないと思えば、二度と会わなければいい。
ただ、その人がその時とった行動の背景を理解することで、自分の心が軽くなるかもしれないなぁと思ったのでした。