痛みの記憶は、消えるわけではないけど、再現するのは難しいなぁと思います。

転んですりむいた時、包丁で指を切った時・・・「痛い」ことはわかるけど、リアルな感覚としてよみがえらせることは難しいです。


嫌な記憶が薄れてくるのは、自己防衛のために自然なことだと思います。

いつまでもリアルに蘇ってきたら、困ってしまうし、そういうのを「フラッシュバック」というのかな。


うつの一番ひどかった時、辛かったことは覚えているけど、そのときの気持ちは再現しようとしてもできないんです。

急性期が過ぎて、少し落ち着いたとき、そのことに気づいて、忘れないうちに書いておこうと思って、ブログを始めました。


そして、今、波が来た時どんなふうだったか、思い出せなくなりつつあります。

また調子を崩したら嫌でも思い出すんでしょうがあせる


こうして、私の中からうつうつくんがいなくなって、いつかはうつ病患者の気持ちも再現できなくなっていくんだろうなぁと思うと、うれしい反面なんだか寂しいような気がしました。


このブログを通して仲良くなった方の気持ちもわからなくなってしまうのかな。


でも、感情が再現できなくなっても、うつの嵐の中にいるとき前向きな言葉が嫌だったことは覚えているし、ずっと忘れないようにしたいです。


なんだか、ここ1週間で私の中の何かが変わったような気がしてなりません。


ちょっと、どういう感じで過ごせばよいのかわからなくなって、混乱しています。


普通に、できることをやって、のんびりしたらいいんだろうけど・・・

なんだか、落ち着かないなぁ。


新学期の始まる前の心境と似てるかも。