さっき「表現すること」の記事の最後にちらっと書いたんですが、「思いを言葉にして、相手に伝える」ということは、自分ひとりの努力では、無理かなあと思います。


その相手が、「話を聞こう」、「なんとか理解しよう」という姿勢でないと、とてもじゃないけど、自分の思ってることを話すなんてできないと思います。


妹は、今の彼氏と付き合う前(実はネットで知り合ったんです)、他の男の人ともメールをしたり、実際に会ったり、私の友達に紹介してもらった人と3人(妹・私・彼)でお見合い(?)したりしてきました。

*詳しくは「妹のこと」シリーズ(http://ameblo.jp/utsunoakari/theme4-10010501405.html )をご参照ください。


でも、いつも、「バイトとかしたほうがいいよ」とか「夢を持った方がいいよ」とか言われたりし、「がんばったけど、働けないから専業主婦になりたい」なんてとても言えなかったと思います。


お見合い(?)のあと、私の車の中で

「やっぱり、男の人って、働いてないとだめなのかな・・・」

とぽつりと言った妹が、忘れられませんしょぼん


しかし、今の彼氏は、

「ひょっとして専業主婦になりたいって思ってるの~?ニコニコ

と言ってくれたらしく、別になーんにも意見を押し付けようとせず、そのままの妹を受け入れてくれているようです。

(たぶん汗


だから、「思いを言葉にして伝える」という作業は、自分の努力だけではなく、周囲の人間の構え方、信頼関係がとても重要なんだと思います。


「言いたいことがあるならはっきり言やー!!」

という態度では、言葉は出てこなくなるいっぽうです。


かつて、私もお母さんもイライラして、妹にそういう高圧的な態度をとってしまったこともあり、深く反省していますガクリ


私が、ひどいうつ状態で泣きながら、意味不明の電話をお母さんにかけた時、

母「なんでそんな悲しくなっちゃったの?」←妙に優しい声

私「・・・わかんない泣・・・」

母「××さん(ダンナ)とけんかしたわけじゃないよね?」

私「・・・うん」

母「今日は天気悪かったで、調子わるいんだわ苦笑

・・・沈黙・・・(もしくは母が適当に話す)

私「・・・~がね、・・・不安でね、・・・もう嫌になったんだわ・・・もう疲れちゃった・・・泣

と、どうにか話すことができ、何度か救われた経験があります。


もともとお母さんはせっかちで、言い方もきついのに、「うつ病患者に対する姿勢」に変身してくれたんだと思います。(母はホームヘルパーなので)


長々とすみませんが、何が言いたいかと言うと、

『思ったことを言葉にできないのは、自分のせいだけではなく、相手の姿勢やその時の状況に強く影響される』

ということです。


うつ病(リストカット、OD含む)は、自分が悪いという思いが増幅してしまいがちですが、家族みんなが変わらなければ、完治できない病気なのかな、と思いました。