またまた回想話の続きですチューリップ黄だいたい2008年の6~8月くらいのことです。


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3,4日寝込んで研究室を休みながらも、なかなかメンタルクリニックに行かなかったのは、私なりの理由がありました。


まず、前の記事で書きましたが、大学のメンタルヘルスの精神科医に、「抗うつ剤をだすっていうのもおおげさだしねぇ」と言われ、「やっぱりうつ病ってほどじゃない」という思いが根底にあったこと。


そして、休む時、何かしら自分を納得させることのできる理由があったこと。

 「今日は胃が痛いから」

 「今日は頭が痛いから」

 「きっと最近学会の準備で疲れたんだろう」

などなどです。


でもどの理由もなんとなくそこまで休むほどではないような気がして、休む連絡をするのも後ろめたくて、億劫でしたガーン


そして、4日ほど休んでしまうと「もう、いいかげんに行かなくちゃあせる」と思って、なんとか5日目には研究室に行ってました。


最後に、一番ネックだったのが、うつ病のセルフチェック項目に、

「憂鬱などの症状が2週間以上続く」

と必ず書いてあったことです。


私はこれを見て、2週間ずーっと憂鬱ってわけじゃないし、実験している日もあるし、笑ってることもあるなあと思い、やっぱり「病院に行くほどじゃない」という結論にたどりついていました。


それでも、「病気ではないのだから頑張らなくちゃ」と思い、自分にムチを打ち続けるのはとても辛く、何度もダンナに「どうしたらいいの~泣」「助けてよ~お願い」と泣きついてた気がします。

(このへんの記憶は、思考混乱状態でよく思い出せません)


ダンナは、何度も「専門家に相談してみよう」という提案をしたんだと思いますが、「でも、うつ病ってほどじゃないし、やっぱり頑張るしかない爆弾」と、私はずっと受診を拒否してました。


今思えばすっかり、うつ的ぐるぐる思考にはまっていたんだと思います汗


そして、8月中旬、それまでなんとか学位論文にしようと、苦労していた実験が突然うちきりになり、研究内容の変更を教授から言われましたムンクの叫び


でも、決して教授は意地悪したわけではなく、早く学位がとれるようにと、比較的結果の出やすいテーマに変えてくださったんです。


私は、愕然としましたが、気をとり直して、「新しい実験、頑張ろうビックリマーク」と思って、意気揚々と(?)取り組むことにしました。


しかし、それからも寝込む日はありました。


しかも、先輩との飲み会だから絶対行きたい!と思ってた日にも、起き上がれず、「なんで~ガクリ」と、寝込む理由がわからなくなりました。


なんで元気がでないのか、みんな親切でいい研究室だし、新しいテーマで頑張ろうと気を取り直したところだったのに、なぜ研究室に行けないのか・・・ガーン


もう自分でも自分がわからなくなり、ダンナにも受診を勧められ、ついに8月末にメンタルクリニックに行きました病院


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「2週間以上ずっと症状が続く」というのは、2週間ずっと憂鬱で一度も楽しい気分になれないっていう意味ではないみたいですね。

2週間以上、憂鬱で笑えなくなった頃には、だいぶ症状がすすんでるんでしょうか。

このチェックリストは、軽症うつの早期発見の妨害になるような気もしました。


憂鬱な気持ちって誰もが経験する気持ちだから、病気との境界線を決めるのは難しいですね。


でも、早めに、よい精神科医に受診することが一番大切だと思います。

「うつ病」と診断するのは、自分でも家族でも友達でもなく、精神科医なので、よい先生にめぐり合うことが本当に重要だなあと思います。