私の元父親は警察官でした。
小さい頃はちょっと自慢で、私も婦人警官か警察音楽隊になるとか言ってました。

でも小学校高学年くらいになった頃、元父親がぐれ始めました。

タバコ、パチンコ、競馬、そして離婚調停中に発覚した不倫。

帰ってこないことに苛立って、そこら中のパチンコに電話し、店内放送をかけてもらう母。

私と妹がテレビ見たくても、競馬のチャンネルはかえられませんでした。

リビングの真ん中で、新聞の競馬欄を開いて、その縁をちょっと踏んだだけで怒鳴られました。

殴られることもありました。

今でも手を降り下ろされる時の、腕時計か関節のカチッという音が忘れられません。

妹はもっとびくびくしてました。
今でも彼氏とケンカして彼が急に黙ったりすると、殴られるんじゃないかと思って怖くてたまらないみたいです。

ある時、私が「なんでそんなパチンコばっか行くの!!」と父にはむかったことがありました。

でもお母さんに「やめなさい。殴られるだけだわ。」と止められました。

私が男なら殴り返せるのに。

お母さんを守りたかったのに、女で力がないのが悔しかった。
男ならよかったのにって強く思いました。

暗い過去の話です。
心の闇を吐き出すために、時々書こうと思いました。