最近、
レザークラフトでヌメ革に刻印するツールとして
活字(メタルスタンプ)の人気が高まっています。
 
イメージ 1
 
 
これから活字を使ってみようという方も
増えてまいりましたもので
 
ざっくりとではございますが
 
活字を購入する前に
頭に置いていて欲しい情報
一通り書いていこうと思います。
 
それでは
 
今なぜ活字なのか?
 
市販されているレザークラフト専用の刻印棒は
極端に種類やサイズが少ないからです。
 
良い書体が無いなあ
 
作品イメージに合う書体を探して
こちらにたどり着いた方も多いかと思います。
 
活字(メタルスタンプ)は
元々が活版印刷で使われていたものです。
 
かつて印刷物は全て
活版印刷、つまり活字が担っていたのです。
 
当然
世界中全ての印刷物を網羅するだけの
膨大な種類とサイズがあります。
 
現在では活版印刷は衰退しておりますので、
新品の供給量こそ少ないですが、
 
中古品や未使用のデッドストック品に目を移せば
まだまだ世界には様々な活字が眠っています。
 
しかし継続反復的に同じ種類の活字を
入手するのが難しいことがあるため
 
ネットショップでの販売にはなじまず、
 
一般の方が購入出来るのは
ほぼヤフオクに限られているのが現状です。
 
そんな活字(メタルスタンプ)
 
バリエーションが豊富な点以外に
刻印棒では不可能な
文字を揃えて刻印が出来るというメリットがございます。
 
刻印棒では1文字ずつ打刻していきますので
当然文字間の間隔などにズレが生じます。
 
ハンドメイドな感じを出したい作品には
1文字ずつの打刻は味が出ますが
 
例えば名入れやSHOP名を入れたりと
きちっと字列を揃えたいときに
 
文字を組み合わせてからプレスする活字は
その要求をしっかりと満たしてくれます。
 
入手金額のお安さ
活字が人気の理由です。
 
この安さの面に関しましては
次の記事にて比較説明させて頂きます。
 
こうしてみると
 
活字が革への刻印道具として完璧なように
思われると思いますが
 
デメリットもございます。
 
先にも書きましたが
活字は活版印刷で使われていたものです。
 
組成は鉛・アンチモン・錫の合金です。
 
つまり、金属の中でも柔らかいため
打刻での刻印では字面が潰れてしまいます。
 
そのためプレス機器を使った
加圧による刻印が必要なのです。
 
ウレタンハンマーなどで刻印棒
を革に叩くのは簡単お手軽ですが
 
プレス機器やテクニックを要する
活字の刻印は少し手間がかかります。
 
どちらにしましても
活字はたった2.3cmの長さしかありませんので
打刻するのは至難の技です。
 
指を打っちゃいますので。
 
次に文字の彫りの深さです。
 
活字は平均すると1mm前後の
彫りの深さしかございません。
 
従いまして
強くプレスすると
 
文字が乗っているベースの角が
革に付いてしまいます。
 
従いまして
角が付く寸前でプレスを止める必要が出てきます。
 
ざっくりと説明させて頂きましたが
 
まとめますと
 
【刻印棒】
・1文字ずつの打刻による味のある刻印
・革を選ばない
・刻印がお手軽・簡単
・種類・サイズが少ない
 
【活字】
・組版することでの真っすぐズレの無い刻印
・革を選ぶ必要有り
・何らかのプレス機器が必要
・組成が柔らかく彫りが浅いためプレスにコツが必要
・購入単価が安い(アルファベットの場合)
 
こんな感じでしょうか。
 
正直
 
活字が革に刻印出来れば
レザークラフトや粘土工芸などでの
創作の幅は格段に広がります。
 
そのため刻印実験を繰り返し
都度ブログ記事にUPしながら
 
ヤフオクのレザークラフトカテゴリーに
活字の出品を開始したのが5年以上も前の話になります。
 
出品を始めたばかりの頃は
活字の刻印ノウハウ自体全く無い状態でしたが
 
今では下の刻印マニュアルを
お読み頂ければ
初めての方でもすんなり刻印出来るようになりました。
 
ちょっとしたコツさえ掴んでしまえば
 
革に活字を押す
 
だけのことですのでご安心下さい。
 
音符
 
◆ヤフオク活字出品ブースは→こちら
 
◆活字刻印マニュアル目次は→こちら
 
お帰りの際はクリックして頂けますとやる気が出ます
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