レザークラフトで

ヌメ革に活字(メタルスタンプ)を押す場合、

活字が柔らかい金属であるがゆえに、
刻印が出来る革は限られます。
 
前回の記事では、
活字が押せるヌメ革は、オイル処理されていない
水が染み込むタイプに限られるという説明を
させて頂きました。
 
いわゆる
ヌメ革ナチュラル
 
栃木レザー、グレージングサドル、ワイルドサドル、ハーマンオーク
 
など
 
水の吸い方はそれぞれ異なります。
 
 それでは
実際に活字を刻印してみましょう。
 
 
 
まずは前回の記事での
 
いろいろなヌメ革を濡らした画像です。
イメージ 1
 
 
この中で
一番右側のサドルレザーからいってみます。
 
イメージ 2
 
しっかりとプレスされ
陰影も出ています。
 
こちらも同じくサドルレザー
イメージ 3
 
 繊維がうまい具合に潰れるため
焼きが入ったような押し跡です。
 
刻印が入っている部分と刻印されていない部分で
色目が異なることにより
はっきりと見やすい仕上がりです。
 
次は一番上の
サドルレザーでもタンニンでなめされた
茶系がこちらです。
イメージ 4
 
押し跡が黒味がかった艶が出るため
視認性に優れた仕上がりとなっています。
 
真ん中の種類はタンローです。
最初から水分を含んでいるため
濡らさなくても刻印出来ます。
仕上がりはあまり綺麗にいきませんでした。
 
非常に柔らかい革だったためかと思われます。
 
一番左側はキャメル。
水をなかなか吸いませんでしたが、
やはり、刻印も入り難かったです。
仕上がりも淡い刻印になり
文字の判別もし難かったです。
 
すみません
綺麗に刻印出来なかったため
この2つの画像は捨ててしまっていました。
 
一番下の白に近い色目のヌメです。
イメージ 5
 
 
すっと水を吸い活字も楽に押せましたが
プレスした部分としていない部分の色の違いが出ないため
光の当たり具合によっては見え難さも多少。 
 
いかがでしょうか
 
刻印のしやすさや押し跡の鮮明さから言うと
 
初心者の方は
 
 
 
画像右の
 
肌色系のサドルレザーあたりから始められると
 
宜しいかと思います。
 
 
 
当方が出品の際の刻印見本でも
大抵使っているものです。
 
 尚、ネット購入の際などは、
この画像をメール添付し、
こんな感じの革をと言って頂くのも一方法かと思います。 
 
 
次回は
ヤフオクで革タグ用に型抜きされた革を
常時出品されているセラーの中でも
品質の良い革をラインナップされている方がおりますので、
 
その方の革タグを使った刻印見本を
ご紹介させて頂きます。
 
お弁当
 
◆ヤフオク活字出品ブースは→こちら
 
◆活字刻印マニュアル目次は→こちら
 
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