レザークラフトに活字(メタルスタンプ)を使う場合、
活字・刻印機器・革
の3つが必要になります。
 
今回は
活字の刻印に使える革を選んでみます。
 
まず、活字で革に刻印を行おうとした場合、
入り口の段階でつまずくのが
この革選びです。
 
 
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これだけ多くの種類があると、
どれが活字向きなのか・・・
 
考えただけでもげんなりしますダウン
 
ハンドメイドの諸ジャンルの中でも、すっと入り難く、
入り口の段階であきらめてしまう人が多いのは
この分かり難さも要因のひとつだと思います。
 
活字は元々活版印刷専用に作られたものです。
 
すなわち
対象とされるものは紙なのです。
 
レザークラフトの刻印として使われるようになったのは
せいぜいここ数年のこと。
 
活字は軟質の金属で出来ています。
鉛・錫・アンチモンの合金です。
 
それでは
なぜに活字は柔らかい組成なのでしょうか?
 
紙に文章を印刷するのが目的の活字。
当然、とても小さな文字で文章を印刷することも茶飯事です。
 
ベースが6pt(字面2mm程度)の活字では、
ベース上の文字は1mm以下なんてこともざらです。
 
しかもそんなちびこい活字にも、ハネやセリフなど
繊細な線先を要求されます。
 
そのため活字を作る鋳型もまた非常に小さいものとなります。
 
ここに溶かした金属を流し込むわけですが
 
毛細血管のような線先までしっかりと流し込むことが出来、
そして冷やして固まったときにも変化が起こりにくい
 
そうした要素を考え金属比を調合しているのです。
 
そんな柔らかい活字はゴムハンマーで叩いたとしても
強くたたけば
 
底面が潰れたり、折れないまでも曲がったり
字面の文字に至っては、一発で欠けたり潰れたりする場合もあります。
 
しかも1文字単位の打刻では、
文字列は必ず曲がってしまいます。
 
刻印の深さもまちまちになります。
 
ワンポイントモチーフを刻印する場合は
加減を考えての打刻でも宜しいでしょうが、
 
やはり、文字列を刻印する場合は
ゆっくりとプレスをかけていく必要があります。
 
そんな繊細な活字であるがゆえに
 
活字で刻印出来る革も
種類が限られてくるのです。
 
それでは次の記事で
活字でも刻印可能な革の種類を
ご紹介させて頂きます。
 
次の記事はこちら
 
コアラ
 
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