活字は毒性を含んでいるのでしょうか?
 
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有毒ですか?の質問がたまにありますが
当方15年ぐらい扱っていますが支障はございません。
という自己紹介で活字を出品されている方もおられますね。
 
当方では洗っている場合もあります。
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さて
 
鉛が毒性を含んでいるというのは事実です。
 
急性中毒を起こすことはなくても
体内に蓄積されて健康に害を及ぼします。
 
体に時限爆弾がセットされていると考えると
分かりやすいかと思います。
 
鉛粉を吸収するたびに
その針は静かにゼロへと近づいていきます。
 
まあ
 
人生も半ばを過ぎた方であれば
多少は問題ないかと思います。
 
しかし
 
将来がある子供たちや
特にこれから子供を産む女性
など注意が必要な方もいます。
 
 
怖い事を書きましたが
 
それは鉛自体の話であって
【活字】とは異なります。
 
基本活字は合金です。
 
組成の例は一般の活字で
鉛80%、アンチモン17%、錫3%です。
 
アンティークな大昔の活字ではなく
ビンテージものくらいの古さの活字であれば
 
合金であり鉛そのものでは無い事、
そして鋳造の際に鉛毒被害がないように製造される事
 
そんな感じですので
 
結果として
 
活字を扱う上では
特に鉛毒被害を気にする事は無いかと。
 
まあ
 
汚い活字が気になるという方は
最低限、熱いお湯につけた上でブラシ洗いしてください。
 
歯ブラシなどでごしごしすると宜しいかと思います。
 
付着した汚れは落とせませんが
表面のほこりなどは流せます。
 
汚れも落としたい
 
という方にはアドバイスです。
 
その前に
 
活字は使っていく内に自然に黒ずんできます。
 
しかしこれは酸化による黒ずみで、
活字表面に酸化被膜が出来るものです。
 
むしろ錆から活字を保護するものですので、
使用に問題はございません。
 
さて汚れ落としにつきまして
 
基本、中性洗剤を付けて歯ブラシでこすればOKです。
熱湯に少し漬けておいてからこするのもお勧めです。
 
堆積した汚れまでは落とせませんが
日常使いはこれで大丈夫です。

インク汚れに関しましてはベンジンやシンナーなど、
またパーツクリーナーなどなど
 
油性インク用のクリーナーでも大丈夫かと。

お手入れ後は、
クレ556などの潤滑剤を布に含ませて活字を拭いて頂けますと
油膜で保護されますので、後の錆から守れます。

また保管の際は蓋つきのケースなどに入れ、
乾燥剤などを入れて保管頂ければベストです。

今日はこんなところで・・・
 
それでは~
 
イチョウ
 
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