てことで
実際に刻印してみます。
 
 
 
イメージ 1
 
こちらは
万力をL字金具に上から差し込んで、
土台の板にネジ止めしたものです。
 
そうそう
先日、大きなヌメ革の中央に刻印されたい
というお客様がいらっしゃいました。
 
こちらはプレス部の奥行きは5cmほどです。
従いまして端から5cm弱の位置までが
刻印の出来る限界ラインです。
 
どちらにしましても
この機器は
簡易移動型のバイスです。
 
リビングテーブルなどで
お茶でも飲みながら
お気軽・お手軽に刻印を楽しむために作っております。
 
また
革タグやカードサイズ程度の大きさの
ヌメ革への活字刻印を想定しております。
 
裁断された革を使うか
1枚革ですと
せいぜいウォレットサイズくらいまでかと思います。
 
大きな革の中央部に刻印となれば
それだけ奥行きは深くとらねばならず、
その分かなりの加重を必要とします。
 
ハンドプレスや万力バイスでも
1、2万の簡易型では無理です。
 
大きな革へ刻印するためには、 
ブックプレス・ハンドクリッカー・エキセンプレス、
電動や油圧式などの
大型加重可能なハンドプレスなどなど
 
10万レベルの機器が必要です。
 
また、とんでもない重さですので、
作業場などしっかりとした場所に設置しないと
床が抜けてしまう心配もちらほら
 
お安く済ますのであれば、
 
お安い万力を買って、
どこかに据え付ければ良いだけの事ですので、
工作好きな方は据え付け台を自分で作っちゃえばいいと思います。
 
自分のは、
リビングで置きっぱなしにしても
ディスプレーとして映える?ように
 
台座に季節の銘木を使ったり
支えの持ち手やらを付けていますが
 
機能が同じで
もっとシンプルなものであれば
ヤフオクなんかでも
活字刻印用バイスとして
お安く出品している人もいます。
 
さて
 
まずは
前回組んだ組版ブロックを逆さにして
濡らしたヌメの上に置きます。
イメージ 2
 
イメージ 3
 
 
バイスにセットします。
イメージ 4
 
 
バイスの場合は
この画像で言えば
一番加重がかかる中央奥にセットします。
イメージ 5
 
 
 
後は
ハンドルを回して締め付けるだけです。
イメージ 6
 
 
ここで
綺麗に仕上げるための
テクニック的なことを1つ2つご紹介致します。
 
正直
活字を革に刻印する自体
まだ数年の歴史しかありません。
 
従いまして
活字の革への刻印方法は
書籍は元より
ネット上で検索してもヒットしません。
 
当方が活字についての様々な情報を発信しているのは
そうした背景からです。
 
ちなみにこの活字、
最近日本では
メタルスタンプ
と呼ばれていますが
 
この造語、本来は活字とは別ものです。
 
(Printing)Type
若しくは
(活版印刷用)活字
と言うのが自分としてはしっくりきます。
  
でも
表記を変えちゃうと検索HITしなくなっちゃうし・・・
(↑意気地なし)
 
ほとんど
脱線事故な記事になっちゃいました。
 
仕切り直します。
 
多分・・・
 
ヘビ
 
◆ヤフオク活字出品ブースは→こちら
 
◆活字刻印マニュアル目次は→こちら
 
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