またもや準備編というタイトルですみません。
 
活字を扱う初心者の方から
活字のまとめ方について質問を受けたもので。
 
いろいろなやり方があるでしょうが、
以下は自分がいつも行っている方法で解説していきます。
 
まずは活字を固定するテープ類です。
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メンディングテープ・養生テープ・紙テープ・仮止めテープなど
貼って剥がしやすいものであればなんでもOKです。
 
次は活字です。
 
お持ちになっている方も多いかと思いますので、
刻印のし易い18pt★Park Avenueを使います。
イメージ 2
 
 
使う活字を並べていきます。
イメージ 3
 
 
活字の底辺を揃えます。
イメージ 4
ケースに底を当てて揃えていますが、
定規でも箱でも何でもいいです。
 
とにかく、底辺を真っ直ぐ揃えられるものに底を当てて並べて下さい。
 
赤字で強調しましたのは、
ここが一番重要だからです。
 
活字の高さがまちまちになってしまいますと
刻印もかすれが出たり、押し後にムラが出たりします。
 
くれぐれも
きっちりと底を合わせて下さい。
 
 
上からピンと張ったテープを一気に貼り付けます。
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ここで
活字にズレが出るようでしたら
やり直して下さい。
 
貼った後は指でぎゅっと活字にテープを圧着させて下さい。
これでひっくり返してもズレないと思います。
 
ひっくり返してテープを巻きます。
イメージ 6
 
・巻きは1巻きくらいに留めて下さい。
・刻印時のズレを防ぐためにも
テープは出来ればピンと張りながら巻いていって下さい。
 
下の画像をご覧下さい。
テープがピーンと伸びて活字もズレなく貼られています。
このような仕上がりが理想です。
イメージ 7
なんか
おいしそうに見えてしまうのは私だけでしょうか。
 
この活字を固定する作業が上手に出来れば、
刻印はうまくいったも同然です。
 
極端なことを言えば、
後はプレスするだけですので。
 
さて
 
ようやく革にたどり着きました。
 
ヌメ革の端切れを濡らしていきます。
湿らせるという表現の方がよいかもしれません。
 
こうしたはけでも良いですし、
スポンジや布に水を含ませても良いです。
イメージ 8
 
 
はけで濡らす場合は、
一回だけさっと筆を動かせば十分です。
水分は浸透し広がってくれますので。
イメージ 9
 
たくさん濡らして
革を柔らかくした方がより刻印が入るのでは、
と思う方もおられるかと思います。
 
自分も当初はそうでしたので。
 
 
湿らせれば湿らせるほど、
エッジがの効きが弱くなります。
 
つまり
文字の周囲がぼんやりとした仕上がりになります。
 
従いまして、
軽く湿らす程度にして頂いた方が宜しいかと思います。
 
筆であれば、一回さっと塗り
スポンジ類であれば、
硬く絞った後で軽く革を拭く感じで十分です。
 
さあ
 
これでやっとプレス出来ます。
 
次から
 
実際の刻印手順を説明していきます。
 
ヒヨコ
 
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