ご質問頂きましたので、
記事にて回答させて頂きます。
初心者の方が、とにかく安く活字を刻印するには?
というのがテーマです。
こちらは、小さなモチーフものやイニシャルなど限定です。
文字組みしたものや、大きなモチーフものは、
ハンドプレスやブックプレス、万力などをお求め下さい。
さて、今回刻印する活字は、
36ptの『トナカイ』、反転モチーフで、刻印するとトナカイが浮き上がってくるタイプになります。
補足ですが、1pt=約0.35cmですので、
36ptですと、字面12.6mm四方になります。
モチーフものの活字としては大きな部類に入ります。
まずは道具ですが・・・
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20191122/08/utsumaru/22/13/j/o1024076814646151867.jpg?caw=800)
全て、100円SHOPのダイソーで売っております。
・Cクランプ
・MDF板(3枚で100円でした。)
・養生テープ(紙テープなど、貼ってはがせるものなら何でも可)
〆て315円です。
Cクランプは片手で支えて、もう片方の手でハンドルを回さなければなりません。
つまり両手が塞がってしまいます。
両手が塞がっても刻印出来るようにしなければなりません。
激安かつ簡単な刻印のためには、
ここのところは我慢しなければなりません。
簡単な工夫をしてみます。
まずは、MDF板を、テーブルから少しはみ出す形に置きます。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20191122/08/utsumaru/bc/2d/j/o1024076814646151869.jpg?caw=800)
次に、紙テープで、この板をテーブルに固定します。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20191122/08/utsumaru/af/c0/j/o1024076814646151871.jpg?caw=800)
活字は、鉛とアンモチンの合金で、金属の中でも、とても柔らかいのです。
ちょっと落としただけでも、字面に傷がついてしまうほどです。
これから、Cクランプで活字と革とを挟み込んでいく訳ですが、
その前に上記を踏まえて、Cクランプに活字保護を施していきます。
Cクランプ挟み込みアームの下部は、MDF板で保護されます。
が、そのままですと上部は金属のままですので、活字の底面に傷がついてしまう場合もあります。
まあ、底面なので、気にならないという方は読み飛ばしてください。
紙テープをくるくる巻いて、厚い塊り状にします。
こんな感じです。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20191122/08/utsumaru/53/13/j/o1024076814646151872.jpg?caw=800)
これで、20回ほど巻いていますが、30回くらい巻いた方がいいかもしれません。
これを、クランプ上部挟み込み面のアームにテープで固定します。
こんな感じです。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20191122/08/utsumaru/9e/85/j/o1024076814646151874.jpg?caw=800)
本来は、木片やカッティングマットのようなものがベストです。
但し、今回は、簡単にということで木を小さくカットしたりという手間を省くためにテープにしました。
挟み込んで良さそうなものがございましたら(たとえば木製のドミノなど)、
そちらを固定して下さい。
次の記事に続きます。
![ゾウ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/170.png)
◆ヤフオク活字出品ブースは→こちら
◆活字刻印マニュアル目次は→こちら
お帰りの際はクリックして頂けますとやる気が出ます
↓↓↓↓↓↓↓
↑
ランキング上位記事は革小物作りのヒントになります。
↑
こちらのランキングにも参加中です!