★看護雑誌の災害看護特集があるものを3冊衝動買い
看護雑誌の中でもエキスパートナースが個人的には読みやすくて好きで定期的に本屋さんでチェック(立ち読みw)しているのですが、6月号に災害看護の特集が入る予告があったことを思い出し、本屋さんに行ってきました。
うちの近所の本屋さんには、近くに大きな病院があるせいか、看護系の雑誌がいくつかおいてあります。
看護雑誌の6月号、各誌で災害看護についての特集が入っていて、立ち読みできる量ではなかったので衝動買いで3冊も購入してしまいました。
写真中央:看護ジャーナル(714円)
写真右上:エキスパートナース(1048円)
3冊合計で2714円…
エキスパートナースだけを買うつもりだったのに、痛い出費…。
看護師として働いていた頃は、看護雑誌は定期購読はしていませんでしたが、ほぼ毎月本屋さんでチェックして気になった特集が入っている雑誌をその都度買っていました。
雑誌も高いけど、医療系の専門書はもっと高い。
でも、現役時代は自分が必要だと思った本はバシバシ買っていました。
けっこう専門書をいっぱい持っていたのですが、退職した時にほとんど後輩に譲ったり捨ててしまいました。
医療はどんどん変わっていくものなので、古い本だけをいつまでも持っていてもだめなんですよ。
だから、退職するときに当面は専業主婦でいるつもりだったので専門書はいらないと思い、復職するときに新しい本を購入しなおそうと思い、基礎的な解剖の本や略語辞典や看護事典などを残して他の古い本は引っ越すときに思い切って処分しました。
医療は日進月歩。
どんどん新しくなっていく治療・ケアの仕方を学んでいかないとね。
時代とともに人々の求めるケアも変わっていっていますし。
実際に復職するときは、ブランクがあるので看護協会で採血の練習など実技のおさらいの講習をうけるとよいみたいですね。
それまでは、頭を錆びつかせないようにコツコツ勉強しておきます。
精神科の医師からは、今のところ復職していいよという言葉はいっさい出ていません。
ただでさえストレスの多い看護師の仕事、難聴と平衡感覚障害と関節痛と重い生理痛と低血圧の体で他の人と同じ業務をこなそうと頑張り続ければ、また酷いうつ状態になっちゃうんでしょうかねぇ…
自分自身が医薬品を必要としている身だから被災地に応援にはいけませんでしたが、こんな私でも今後もし自分の住む地域で災害が起きたときは誰かの役に立てるように…今日買った雑誌で情報を得ようと思います。
★今日は「看護の日」、私は病気で潜在看護師…
病がある身でも頑張って働いていたのですが、ただでさえストレスや責任の重い看護師の仕事、体調が悪化しても無理して働いてたら、うつ病にまでなっちゃいました。
![ガーン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/324.gif)
今はまず体調を整えて子宮筋腫と子宮内膜症とシェーグレン症候群が悪化しないうちに妊娠を目指すのが目標。
そのためには鬱病を安定させなくちゃね。
仕事を辞めてからもうすぐ2年…
退職した頃は、どうして自分は弱いんだろう、仕事を急に辞めて職場に迷惑をかけて申し訳ない、結婚する彼にも彼のご家族にも申し訳ない、自分を責める気持ちでいっぱいでした。
でもね、
片耳の聴覚と平衡感覚に障害があっても、身体中の痛みを飲み薬と座薬で抑えながらも、病棟ナースとして夜勤もリーダーもプリセプターも看護学生の臨床指導者なんかもやっていた自分を、今はスゴいと思えるようになってきました。
看護師不足が叫ばれ続け、私のように資格を持ちながら看護職に就いていない「潜在看護師」の掘り起こしに政府も躍起になっていますが、私だって看護師やりたいんですよ。
でも、今はもう少し(いや長い目で?)待って欲しいのよ。
今は力を蓄えて、体も心も回復したら、いつかまた社会に貢献したい。
それまでは、一人の主婦として自分と夫の健康管理をするのが私の仕事。
看護師を辞めた自分を責める気持ちが少し減ったのは、最近うつ病のお薬が増えて気持ちが安定してきたからなのかしら?
あとね、お寺で「病気の経験はあなたがこれから出会う人のためになる」って言われたことを思い出したのですよ。
![ニコニコ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)
さてさて、本日5月12日は、近代看護の祖として有名なフローレンス・ナイチンゲールの生誕の日であることから、「看護の日」とされています。
5月12日の週は「看護週間」として、看護協会や各病院では看護師の仕事を紹介する機会を設けたり、血圧測定や健康相談会やイベントを開催しているところも多いと思います。
私が勤務していた病院では、各部署がどんな仕事をしているか写真入りで紹介する展示会をしていましたよ。
入院患者さんには、イラスト入りのかわいい絆創膏のパッケージに看護師が手書きのメッセージを添えたものを渡していました。
外来では、病院付属保育園の園児たちがちびっこナースに扮して外来患者さんに絆創膏と笑顔を配ってましたし、血圧測定と健康や介護に関する相談コーナーがあったなぁ…。
なぜか看護週間のときに患者として病院に行くことの多かった私。
![ガーン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/324.gif)
看護の日血圧測定コーナーで仕事をしている同僚をみながら、どうして自分は看護師としてではなく患者として病院にいるんだろうと嘆いたこともあったっけ。
おかげさまで今年の看護週間は、鼻炎が治らなくて耳鼻科にかかったくらいで済みそうです。
明日は住んでる地域の看護週間のイベント会場に、こっそーり行ってみる予定(笑)
元気で笑っていられるって幸せなことですよね。
看護師の自分、患者の自分、どっちも私なんだ
★近況報告…震災後に病状悪化は私だけじゃない!病弱看護師の近況報告
東日本大震災で被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
原発により二次被害で避難されているみなさま、計画停電により不便な生活をされているみなさまも辛い生活をされていらっしゃると思います。
一日も早い復興を願っております。
私の親族は全員無事でしたが、東北・関東の親族は余震や停電で落ち着かない日々です。
私は北海道に住んでいるため生活に不便はないのですが、それでも連日報道される被災地の状況を思い胸をいためております。
私のブログの2010年10月に書いた地震についての記事 をご覧になった方はご存知かと思いますが、私は平衡感覚に障害があるため地震が起きると眩暈と吐き気が酷くなり、地震が起きているのか眩暈発作が起きているのかの区別がつかなくなります。
3月11日はたまたまテレビを見ている最中に揺れたため、テレビを通じて地震だとわかりました。
揺れている間、私はパニックになり泣き叫んでいました。
揺れがおさまった後も身動きがとれず、平成15年に入院中に地震にあったときのように停電で真っ暗な病院にタイムスリップしたような錯覚におちいり、久しぶりに過呼吸発作も起こしてしまいました。
たぶん、平成15年の地震のときのPTSDによるフラッシュバックなのでしょう。
今まで聞いたことのない「大津波警報」が出たため、沿岸部に住んでいる実家の家族が心配でなりませんでした。
私がいた場所は震度3で内陸の安全な場所だったのですが、地震が起きると私が身動きが取れなくなりパニックで正常な行動もできなくなることを知っている家族たちは、自分達が津波を逃れるために避難しなくてはならないのに、真っ先に私に「大丈夫か」と連絡をくれました。
出張に行っていた夫も、私がパニックになっているだろうと、急いで帰宅してくれました。
夫が帰宅するまでの私は、泣き叫びながらお経を唱えていました。
泣き声でお経を唱えながら、部屋中の扉をあけて避難経路の確保、倒れる危険のある大きな鏡をあらかじめ横にしたり、リュックサックに非常持ち出し用品を詰め込んでいました。
詰め込んだのはペットボトルの飲料、缶詰のパン、懐中電灯、救急セット、緊急連絡先と病歴の書いた紙、常用している薬、血圧計、聴診器…
リュックサックに物を詰め込みながら思ったのは、「日ごろから非常持ち出し袋を用意して置けばよかったなあ」ということでした。
懐中電灯は手動で充電できるタイプだったのでよかったのですが、我が家にはラジオがないことにも気付きました。
今はルナベルを飲んでいるので出血が少なく生理用品も薄型で買い置きもあまりしていませんでしたが、災害でルナベルが飲めなくなったら出血してしまうため、厚めの生理用品も用意しておいたほうがいいなと感じました。
普通の人は聴診器を持ち出し袋に入れる必要はありませんが、一応看護師免許を持っている私は、万が一のときに備えて非常持ち出し袋に聴診器を入れることにしました。血圧計は、低血圧で倒れることがあるので普段使用している電動の手首式のものですが、持っていれば誰かの役に立つかもしれないと思い、入れることにしました。
夫と相談の結果、今は被災地に物資を送ることが優先なので、物資の供給が落ち着いた時期になったら、ラジオなど色々と非常持ち出し袋に不足しているものを買うことにしました。
今は携帯電話の電話帳に頼っていますが、災害時に備えて連絡先を書いた紙も用意することにしました。
夫が出張から帰宅してほっとしましたが、テレビから次々と悲惨な映像が流れ、動悸と息苦しさはとまりませんでした。
夜は眠れず、寝ても怖い夢をみて涙し、目の周りはすっかりくまができました。
私が夜中に泣き叫んでいるため、夫も寝不足になりました。
夫が仕事でいない日中、とにかく不安で、大事な情報を逃したら大変だとテレビをずっとみていたのですが、テレビで報道される悲惨な現実に涙し、本当は報道されていないところにもっと深刻な現実があることを考えると苦しくてたまりませんでした。
看護師の資格を持っているけれど、病気で薬を飲んでいる私は、医薬品の供給がない現地に行っても迷惑になるので行くことができません。何もできない自分が情けない。
平衡感覚障害があるので余震がおきれば身動きできないし、いつもは視覚情報で体のバランスを保っているのに停電で暗闇になれば自分の体のバランスを保つことも困難になる私は、地震に対する恐怖心が強く、自分の住む北海道で地震が起きたらどうしようという不安が抑えきれませんでした。
被災地の人たちはもっともっと大変な思いをしているのに、安全な場所にいる自分はもっとしっかりしなければと思っても、悲しさと苦しさと、また地震がきたらどうしようという不安で、泣いてばかりでした。
今思えば、うつ病の悪化なのです。
うつ病の私が震災をきっかけに病状が悪化することは予想できていたのですが、いつも通院している病院は実家のある街のため震災後はJRが運休になっていたり、ダイヤが復旧した後も「列車にのっている最終に地震がきたらどうしよう」「海が近いからつなみがきたらどうしよう」などという私の不安が強く、すぐに受診できませんでした。
先週、やっといつもの精神科に受診してきました。
実は精神科の薬は2種類まで減薬に成功していたのですが、今回の診察で薬が増量になりました。
2種類から6種類へ増量、せっかく減ったのに薬が増えたので悲しかった。
でも、薬のおかげで不安感が減り、夜も眠れるようになりました。
精神科の医師が「大丈夫、ぴよさんだけじゃないから」と言ってくれましたが、私のように病状が悪化して受診する人が増えているそうです。
医師からは、テレビを継続してみないようにと言われました。
新聞ではテレビの映像からPTSDになる場合もあるという記事を読みました。
私は子どもはいませんが、お子さんのいらっしゃる家庭では、アニメなど子ども向けの番組をつけて気持ちを落ち着けてあげることも必要らしいです。
mixiなんかで遠方の友人・知人の近況をみると、私のように精神疾患のない普通の人たちも、不安感が増して涙したり不眠になっている人がたくさんいます。
今思うのは、被災地にいる病気や障害のある人、高齢者、妊婦、子どもなど災害弱者と呼ばれる人たちのことです。
情報が伝わらない、自分で移動できない、薬がない、アレルギー対応の食品がない、避難所の環境が辛い…
病院で人工呼吸器や血液透析をしている人、在宅で人工呼吸器や痰吸引機、腹膜透析など医療機器を使用している人にとって停電は切実な問題ですよね。非常電源に切り替わっても、その切り替わる瞬間に機器に異常が起きないか気が気じゃないですよね(私も病院に勤務していたときは地震や落雷などが起きたときに医療機器を使用している病室をはじめ全病室の点検にまわり大変だった経験があります)
計画停電の地域の人はガソリン不足やダイヤの乱れで通院が困難な人もいるし、せっかく病院にいっても停電中は電子カルテが使用できないから休診だったり薬の処方に時間がかかったりするし、病気で遠くまで買い物にいけないのに近所の店が品切れだったり…
私には想像もつかないような辛さを抱えている人たちがいっぱいいる。
私だって、もし被災したら、精神科の薬がなければ病状が悪化して正常な行動がとれなくなるし薬の離脱症状も怖い、婦人科の薬がなければ出血が始まり血圧が低下して倒れる、平衡感覚障害があるから地震や暗闇の中では身動きが取れないし、片側しか聞こえない耳をけがでもしたら情報収集も意志伝達もできない、避難所で固い床で寒い生活をすれば膠原病の症状も悪くなる…不安は尽きない。
でも不安ばかり言っていても何もならない。
自分にできることは何だろう?と考えなければならない。
被災地への支援は今だけじゃなくて、これからずっと継続的に必要です。
親をなくした子どもたちが大きくなるまで見守れるような長い援助が必要です。
被災地の支援だけじゃなくて、震災に関連して業績不振になっている企業の支援も必要になっていきます。
いろんなことが自粛ムードになっているけれど、何もかも自粛してしまっては日本経済が衰退して結果的には被災地の復興の妨げにもなってしまう。
被災を免れ計画停電にもなっていない地域の私たちのような人間は、贅沢は控えるべきだけど今までどおりの消費活動をしていくことも日本経済を支えて間接的に復興支援になっていくと思います。
今まで電気をいっぱい使っていた生活を見直して、原子力発電に頼らずに生活できるように考えることも必要でしょう。
何かあったときにお互い助け合えるように、ご近所づきあいも大切にしていきたいですね。
今私にできること…震災後から仕事の忙しい夫を支えて栄養のある食事を作ってあげること、お薬をきちんと飲んで病状を安定させて家族に心配をかけないこと、買いだめしないこと、募金をすることとかかな。
私は病気で看護師を退職してしまったし他の地域に医療支援に行くだけの体力もないのだけれど、もし自分の住む地域で被災したときには自分も看護活動をしなければならない。
そのためには、退職してから衰えてしまった知識を錆びつかせないように勉強し続けていくことも必要なんですよね。
次に紹介する兵庫県立大学大学院看護学研究科のサイトは、mixiの医療系コミュニティで紹介されていてみつけました。
サイトの中に「被災地で過ごす皆様、被災地を支援する皆様、被災者ケアする方法を掲載しています。被災地外の皆様は、いろいろな人にこの情報を広めてください。 」と記載されてあったので、ここでも紹介します。
「兵庫県立大学大学院看護学研究科 21世紀COEプログラム 災害看護 命を守る知識と技術の情報館」
http://www.coe-cnas.jp/index.html
看護師だけでなく一般の人向けにも役に立つ情報が掲載されていますので、ご覧になっていない方はぜひ参考になさってください。
さて、最後になりましたが、しばらくブログを更新していなかったため、友人・知人はじめこのブログに訪問してくださっている皆様にご心配をおかけしており申し訳ありませんでした。
前回の記事に書いたとおり目の調子が悪く、角膜の傷が治ってからも目の乾燥防止のために携帯やパソコンの使用を控えておりました。
嘔吐の方は、内視鏡検査の結果萎縮性胃炎がありお薬を飲んで流動食やお粥の生活をしていましたが、現在は食事も普通にとれるようになっています。
安定剤や睡眠薬や増えたことで少し気持ちが落ち着きこうしてブログを書いてみましたが、薬の増量によりまた妊娠計画の時期を延期しなければならないと思うと辛いです。
春になったらまた子宮筋腫の検査もある予定です。昨年末に受けた血液凝固機能の検査は問題なく、ルナベルの服用は継続しています。
最近は出血も少ないので筋腫も内膜症も悪化していないと思うのですが、妊婦さんのいっぱいいる待合室で内診を待っているのを考えるだけで嫌だなあと弱気です。
でも、被災地の人のことを考えたら、私ももっと前向きにならないといけないですよね。
今不安な思いをしている病気の仲間のために、しばらく人数を増やしていなかった自分の管理コミュニティの人数上限を少しずつ増やすことにしました。。承認作業が大変でしばらく人数上限を増やしていなかったため、参加申請できていなかった皆様ごめんなさい。承認は遅くなる場合もありますが、なるべく頑張ります。参加人数がいっぱいと表示が出ている場合は、申請が多数で処理しきれないときなので、また日を改めて申請してください。
グルっぽ「病気でも頑張る主婦と病気で主婦を目指す人の集い」http://group.ameba.jp/group/GOatrtXFq_F8/
私の住む北海道ではまだ雪が降っており、桜は4月下旬からゴールデンウィークにお花見の時期です。
東北の被災地の人たちは今も寒い思いをしていて大変でしょうが、暖かくなると津波で浸水した場所での菌の繁殖も心配なため、春の訪れが早く来ることを願ってよいのか迷います。
一日も早い復興を願っております。
日本の皆で手を取り合って乗り越えていきましょう。