母語以外でコミュニケーションとってる人たちの間では、よくあることかもしれないが、私たちにもあった、言葉の壁(?)。
ザキとあって間もないころのこと。ザキは日本語が少し話せるので(当時のレベルは、「みんなの日本語2」が終わったくらい?)、日本語で話せる内容、何かないかな~、と思って考えてみた。
そうだ、家族のことなら話せるぞ(日本語のレベル的に)。それに、家族構成も知りたいし・・・、と思って、家族は何人?みたいな話をしていた。
私:「兄弟はいるの?」
ザキ:「あー、おとうとが一人」
私:「ああ、おとうとさんいるの」
ざき:「う~ん、おとうとさんは・・・いたけど・・・」
えっ、どういう意味? 今は?? と聞くと、亡くなった、とのこと。
病気で? と聞くと、うん、そう・・・、と言われた。
何歳年下?と聞くと、2歳。
あんまり突っ込んで聞ける話でもないし、私の中では、
弟さんがいる、もう亡くなっている、2歳年下だ、
という理解だった。
その後、もう一度、レストランで昼食中に一度弟さんの話になったけど、2年前に亡くなった、2歳年下だ、という内容だった。
お父さんは?と聞くと、2年前に亡くなったという。
ザキはお母さんと2人きりなんだ・・・。と思った。また、聞きにくいのでそれ以上は聞かなかった。
それから3ヶ月後のある日、ザキのパソコンで、ハンガリーの写真を見せてもらっていた時のこと。
ザキ:「あ、弟の写真あるよ」
私:「え、見たいな」(ああ、あの2年前に亡くなったという・・・)
私はちょっとしんみりした気持で写真を見ていた。
ザキは、これは高校の卒業式の時の写真だよ~、僕が撮ってあげた写真~、みたいなことを無邪気に話していた。
ザキは全然しんみりした様子がない。まるで弟さんが今も生きているかのような。
ええ、そう、今も生きているような感じで。
私:「あのー・・・、弟さんは元気?」と、私は恐る恐る、平静を装いながら聞いてみた。
ザキ:「うん元気だよ」
私:「えっ、生きてる・・・?(ノ゚ο゚)ノ」
ザキ:「当たり前じゃん?!((((((ノ゚⊿゚)ノ」
誤解発覚の瞬間だった。
3か月以上勘違いしてた弟さんの生存状況。
亡くなったのはお父さんだけらしい。2年前に。
「おとうとさん」と「おとうさん」を聞き間違えたと思われる。
突っ込みにくい内容だったために、勘違いしたままだった。
でも、日本語の家族の言葉って、発音が紛らわしいよね。あに、あね、とか。
ちなみに、ザキの弟さんは確かに元気で、時々ザキとチャットしている、6歳年下の21歳の男の子です。