7年前に亡くなった父の

生前父が好んで飾っていた壁掛け時計を

形見分けとして、母から譲り受けました。

団塊の世代であった父の時計は、一時間ごとに電子音の音楽が流れる、

鳩時計のようなものでした。

流れる音楽と言えば、美空ひばりさんの「川の流れのように」やビートルズの「Yesterday」「Let It Be」など

父からしてみたらガチ世代の歌の数々ではありますが、

私の好みとは少し違うセレクションであったことは否めません。

しかし、実父が遺した時計です。

ですので、常に家族が集まるキッチンとダイニングに飾りました。

マンション主催のクリスマスパーティー

当時住んでいたマンションは外国人家族が多く在住していることもあり、

マンションの管理側さんが毎年クリスマスパーティを開催してくれました。

このパーティーは、レジデンスの人以外も参加可能ということで、

当時交流のあったお母さんたちをお呼びしたわけです。

二次会は我が家でした

当時は私もどうかしていたんです

やたらと人を自宅に呼んで、飲みながら歓談するのが好きでした

(改めてどうかしていたわワタシ)

二次会開始

前回なかった壁掛け時計がかかっているのを即座にチェック

「これ、前なかったよね」

この声の主はもちろんボスザル

うっざ~

洋服だけでなく、インテリアにもコメントする気か?

ワタシはこう答えました、正直に。

「先日実家に帰ったときに、父が遺した この時計を形見分けに譲ってもらった」と。

そして時刻は21:00に

時間ぴったりに流れた電子音

私にとって父を思い出す、心地良いメロディとなっていたのですが、

ボスザルからのえげつない一言

「うゎ、音鳴ってるし〜((笑))」

アナタ、日本語ワカリマセンネ。

私の堪忍袋の緒がパチンと音を立てて切れたのはこのときでした。

そして、不謹慎ではありますが、 “SATSUI‘’ を覚えたのを今でも忘れません。

他の理解不能な実話の数々は、過ぎてみれば備忘録になってはいますが、

この事例だけは、彼女を絶対に許すことができない

思い出すだけでも同じ思いが再び湧き上がってくる

史上最悪のストーリーとなっています。