東京大学で学業・研究をしているみなさん、東京大学のキャンパスはちょっと騒々しすぎると感じませんか?
当会では教育研究機関としての東大のキャンパス環境の現状に問題があると考え、大学当局と交渉をしています。
当会が問題と考え、改善を求めている点は以下の二点です。
(ただしここで取り上げているのは駒場キャンパスと本郷キャンパスについてのみであり、当会は柏キャンパスなどそれ以外のキャンパスについては現状を把握していません。ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただきたいです。)
(1)キャンパスで静穏区域と非静穏区域が分離されていない
駒場でも本郷でも、静穏が必要な区域とそうでない区域が分離されているように見えません。
実際、当局との交渉の際に「キャンパスの建設計画で、両区域の区別はしているのですか?」と質問しても、担当者は「区別をしているかしていないか分からない」と答えました。
この問題の典型例が、駒場キャンパスにおける図書館前広場の存在です。
図書館では静穏が必要とされるにも関わらず、駒場図書館の真正面に運動すら可能な広場があるのはとても大きな問題です。
しばしば子供が大声を上げて走り回ったり、音楽を流しながら学生がサークル活動をしたりすることがあるため、図書館利用者との間で重大なトラブルが多発しています。
これは本郷キャンパスにおける工学部前広場、医学部前広場、安田講堂前広場周辺についてもあてはまります。
当会ではキャンパスの建設計画において、静穏区域と非静穏区域の分離を徹底することを求めています。
また、その際に学生の課外活動に制限が加わることがないように対処することも必要です。
駒場の図書館前広場におけるサークル活動でトラブルが多発するのも、元はといえばサークルが活動するための施設が他に十分存在しないことに起因するからです。
(2)学外者の利用が多すぎる
少なくとも駒場と本郷では、キャンパスの各入り口に「本学関係者以外の入構を禁止する」という旨の掲示がなされていますが、実際には学外者の入構は「地域貢献」として黙認されています。
当会では学外者の入構を完全に禁止することまでは求めていませんが、抜本的な対策が必要と考えています。
現在、駒場はもはや公園のよう、本郷はもはや観光地のようになっています。
真剣に学業・研究をしている方の中には理解してくださる方が多いと思いますが、解決すべき課題にしがみつき、新しいアイディアを必死で求めることは、公園や観光地のような環境の中では困難です。
また、騒音に関しても学外者と本学構成員との間でトラブルが起こっています。
地域貢献も大事なことですが、大学の最も重要な機能は教育と研究です。
最も重要な機能を犠牲にしてまで他の貢献を行うことは、本末転倒と考えられます。
秋から冬にかけては学外者の入構が減少するため、この問題は顕在化しにくくなります。
しかし半年後になって暖かくなれば、学外者の入構は増加すると見込まれます。
結果として生じるトラブルに対する対策を十分に行わないまま、漫然と地域貢献事業を続けることは、速やかに見直すべきです。