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うちやっこのブログ

日々の出来事を、ゆらりゆらりと書いていきます。

寿司ネタや居酒屋メニューで人気のマグロだが
その生態について知っている人は、あまり多くないかもしれない。

時速160キロで泳ぐとも言われるマグロのそのカラダには
高速で泳ぐためのさまざまなしくみ備わっている。

まずは流線形をしたその体形。

方向転換するための胸びれ、腹びれ、背びれは抵抗を受けないように
カラダにある、くぼみの中に収納できるしくみになっているのだ。

さらに尾びれの付け根には、尾柄隆起縁(びへいりゅうきえん)と呼ばれる
水平尾翼のようなふくらみがあり、高速で泳いでもカラダを安定させる働きをする。

マグロは他の魚と違い、尾びれだけで高速遊泳を実現している。
そのため強い筋力が備わっているが、その筋力を活性化するためには
常に体温を高めるしくみも備えているのだ。

通常、魚は自分の筋肉の温度を上げることはできないが
マグロの場合、温かい静脈と冷たい動脈が接する奇網(レーテミラブル)と
呼ばれる組織を発達させてきた。

この奇網(レーテミラブル)があるおかげで、
周囲の海水温より筋肉の温度を高く保つことができる。
その結果、筋肉活動が活発になり強い推進力を出すことができる。

しかし、この機能はマグロを食べる私たち人間にとっては
あまりうれしい機能ではない。

人間がマグロを釣り上げると、暴れるマグロの筋肉の温度は通常より高くなる。
すると、マグロの体内の酵素が活性化して、筋肉中のタンパク質を変性させてしまう。

この現象は「ヤケ」といわれるもので、いわば生煮えのようになり
食感はパサパサのおいしくないものになってしまうのだ。

そのため、漁師は釣り上げたマグロの延髄を速やかに切断し「ヤケ」を防ぐ。
しかし、完全にこの「ヤケ」を防ぐことができないのが現状で
魚体を見ただけでは、そのマグロに「ヤケ」が起こっているかどうかを見極めるのは
なかなか難しいと言われている。

マグロにとっては大切で優れた機能であるが、マグロを食する私たちにとっては
ちょっと残念な機能となっている。


最新の調査によると日本の65歳以上の高齢者で
1人暮らし世帯は469万7000世帯でありさらに増加傾向にある。
平成23年度犬・猫飼育実態調査によれば、犬・猫の飼育率は
50歳代が最も高くついで60歳代となっている。


1人でペットを飼っている高齢者の増加に伴いさまざまな問題も生じている。
孤独死した飼い主のそばで衰弱死寸前で発見された犬、
認知症の飼い主が猫の病気に気づかず死に至らしめてしまった例など…

全国の保健所へ持ち込まれるぺットの殺処分は、以前より減ったものの
いまでも年間20万匹に上る。
犬の問題行動や病気、転居が主な理由だが、最近では飼い主が高齢化して
入院したり亡くなったりしてもらい手が見つからなくなって保健所へ持ち込まれるケースも少なくない。
ペットに対する医療の進歩で、ペット自体の寿命も延びてきていることも影響している。

ペットを飼うことは、心のよりどころができて、高齢者にとっても
いいことだとは思うが、犬や猫も生きものなので最後まで責任をもって
世話をしてあげられるかが一番の問題である。
高齢者がペットを飼うことについては、家族などの間で慎重に判断して
考えてほしいと願う。


いま中国では、有害物質を含む濃霧の発生が住民を脅かしている。
過去最大規模の深刻な大気汚染とも言われているが…

環境の汚染度合いを示す「大気汚染指数」が北京・天津・河北省・山東省・などの
都市を中心に最悪な《深刻な汚染》を記録した。
中国環境省はこの有害物質が約130万平方キロメートルの国土を
包み込んでいると発表した。

この有害物質の正体は、自動車の排気ガスなどに含まれる「PM2.5」である。
「PM2.5」と呼ばれるこの有害物質は、粒子が細かいため
人体の気管に容易に侵入してくる。
大気エアロゾル粒子のうち、直径が2.5ミクロン以下の細かい粒子である。


アメリカ大使館では、世界保健機関(WHO)の基準値の35倍以上を観測したと発表している。


有害物質の発生原因は厳冬期を迎えた市内で消費される石油・石炭ストーブや
排ガスによる汚染物質の排出であり、さらに天津市や石家荘市など
環境汚染の規制基準が緩い郊外の都市からも
煙やすすが流入してきていることが影響している。


この深刻な大気汚染を受け、北京市当局は外出を控えるなどの
自衛を住民に呼びかけている。
どうしても外出しなければならない場合は、マスクを着用し
交通機関を使って移動するようにメディアを通じて呼びかけた。


このような状況で、現地に住む日本人は大丈夫なのだろうか?

「1月上旬に日本大使館から外出自粛を呼びかけるメールが一斉配信されました。
自宅にこもる日本人も多く心身とも限界がきています」

「インターナショナルスクールに子供を通わせている日本人や欧米人の家庭では
テスト期間中でも子供を学校に行かせない親もいます。
試験より子供の命が大切なんでしょう」と現地企業勤務の日本人は話す。

北京市内の病院では呼吸器系疾患を訴え外来患者が1日に800人以上も
診察した病院も出てきており、マスクや空気清浄機が飛ぶように売れているという。

有害物質は日本へどう影響する?

この有害物質が風に運ばれ九州や日本海付近に到達したことが
NASA(米航空宇宙局)の人工衛生MODIS画像で確認された。
山形県・蔵王の樹氷を研究している専門家は「樹氷にも汚染物質が
飛来している」」と指摘した。

近畿・九州など西日本各地で環境基準を超えて観測された地域が
複数確認されており、健康な人に急激な影響はないかも
しれないが呼吸器や循環器系などに疾患のある人は注意が必要と呼びかけている。

市販のマスクではPM2.5の粒子が素通りしてしまうので
外出は控える、医療用のマスクを使うなどの対策をすることが有効だという。