うちらのえんげきぶ☆ -5ページ目

三話

暗い私の心の中を歩いてると、
ふいに昔のことを思い出した。
心の中だから記憶があちこち
にカケラとなって散らばってて・・・
昔のことを思い出しやすい状態なのか?
ってことはさっき落ちてる時に見た
フワフワした光が
私の記憶なのかな…
昔、私はある教会で迷子になった。
その教会はキリスト教の教会で
ステンドグラスがとても綺麗だった
のが印象的だった。
神様が中心に立っていて、左と右に
女の人がいる絵が描かれていた。
左の女の人はいろとりどりの植物や
動物に囲まれて楽しそうにしているが
右の女の人は私が今いるような暗い中、
一人で泣いていた。
周りはうっすらいばらを描いてるよう
にも見えた気がした。
幼い私は思ったんだ。
どうして、同じ女の人なのに神様は
右の女の人にひどいことをしているの
かなって。
そんなことを考えてた。
そうしたら親がいなくて…泣きは
じめちゃって(笑)
するとさ。男の子か女の子か覚えて
ないんだけど
昔の私と同じくらいの歳の子供が
私の元へ来たの。
服に十字架の綺麗なペンダントがついてて
真っ白な服を着てたっけ…?
少し不思議な感じがあった。
その不思議な子供は私をみると
近づいてきて
「どうしたの?」ときかれた。
「ママとパパと離れちゃった
んだ…」
……………………………
(…クン、ドクン、ドクン)
変な胸騒ぎがした。
普通、フッと感じるものが胸騒ぎだが。
今はなんか違う。
恐怖感が混じっていて
私の心臓はドクドクと血液を
体内に回そうとしている。
体が急に熱くなる。
胸から手、足に血が循環する。
頭がくらくらしてきた…なんで?
(バーン!!!)
銃声が遠くで聞こえた。
なんでここから銃声が…?
暗い中から霧のようなもやもや
したものが見える。
あそこから…?
風邪みたいな体を引きずって

私はさっきの銃声が聞こえたほう
に向かった。
嫌な予感がする…
…………………
「いきなり銃を向けるなんて怖い
なぁ。最近のガキは危ないねぇ。」
「…お前が後ろに立ってるからだ。
…誰だ。」
俺は自分の銃をカチッと音をたてて
謎の男に向け、

ワインカラーの眼でキッと睨んだ。


携帯だと小説進みますね~表現もできるし・・・藁
これからもがんばります!!