『鼓かくさなーず通信』はじめます。第一号。 | 富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

太鼓打ち・富田和明の、太鼓と関係あることないことをその日の気分で綴る、和太鼓ドンドコ日記

今年もいよいよ夏が近づいて来ております。

いつもの夏打、冬打シリーズ、今年は私の35周年の夏打冬打でございますので、スペシャルバージョンでございます!

7月ライブは、7年振りに挑むソロライブです。
太鼓打ちは、一人しか登場しません。

元々、もうワタクシ何も隠している事はないのです。

あるものは全部出して、知っている事は全部話して、出来る事は全部やってきて‥‥‥、
丸裸の状態でありますが、そんなワタクシが今何ができるのか?

そんなもの出さなくてもいいのにというものを出し、
それは知りたくなかったということまで聞かされ、
そこまでは見たくなかったのにと思うものまで見せられる?
ことはありませんが、
どうなるのか、それはワタクシにも判りません。

題して、
『鼓かくさず叩きます』

ワタクシの体の上を通り過ぎていった男たちや女たち。
そんな太鼓打ちの残り香を振り払い、改めて富田和明という太鼓打ちに向き合いたいと思います。


7月20-21日は、一人太鼓舞台。只今好評前売り中!

富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』-夏打12


『鼓かくさなーず通信』では、これまで登場していない打組スタッフの言葉を紹介いたします。

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みなさん、初めまして。
打組スタッフでは、与那嶺さんの次に古い、YOSHINAGA Yuri でございます。

打組では、主に写真撮影やチラシなどのデザインのお手伝いをさせて頂いております。
富田さんは私には、何かをいうというわけでもなく、私もできるだけ話さず、
阿吽の呼吸といいましょうか、行き当たりばったりといいましょうか、
そんな関係でございます。
特にそういう勉強もしてきたわけではありませんが、ただ好きでやっています。

今日は何を書いていいのかわからないので、ずいぶん昔ですが、
一番最初の打一好祭の時、『打ち出の言葉』用に書いた文章を見つけたので、
それを載せたいと思います。

みなさん、いつもありがとうございます。
これからも、よろしくお願いいたします。


「あれほど苦しみ抜いた恋も、あれほど喜びに溢れた恋も知らない。峠を越えれば後はゆったりとした下り坂ばかりが続く。バスは夕日を浴びながら海岸線に出ました。

海がキラキラと輝き、ちぎれた雲が風に流れている。その港町でバスを降りたのは結局私たち二人だけでした。

まっすぐ港へと歩き、夕日に一番近い堤防の先で腰を下ろすと、今ちょうど燃える太陽は水平線にさしかかったところ。

カモメの声が耳に響く。彼の顔もまだきちんと見ていないけれど、紅に染まっているだろう。ここに来る間も、「ああ」とか、「うん」とか、会話らしい会話はしていない。その時です彼の手が私の(中略)これが私と太鼓の出会いでした」





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7月20-21日(金・土)は、富田和明一人太鼓舞台。『鼓かくさず叩きます』
富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』-夏男01
チケット好評発売中!