映画『今度は○○家』。 | 富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

太鼓打ち・富田和明の、太鼓と関係あることないことをその日の気分で綴る、和太鼓ドンドコ日記

「今度は吉野家」でもなく、「今度は中川家」でもなく、「今度は海の家」でもなく、


「今度は○○家」。

このタイトルだけを聞いた(見た)時、なんて陳腐なタイトルなの?と思った。
そしてタイトルだけから、あらすじがほぼ予測できた。

これは必ずこうなって、最後にこうなる映画ではないのか‥‥と即座に推測できた。
もうこれは、こうなるしかない映画だろう、と。

しかし、こんなタイトルの映画はヒットする筈がないし、たぶん興行収入も低いだろうとも予測できた。

そう思うと急に見に行ってみようかと思う、偏屈な僕だ。


監督が行定勲(ゆきさだ いさお)さんでもあったし。。。

自分が想像したあらすじがどう展開されるのか、確かめたくなったからだ。


映画は、二つのタイプに分かれる。

一つは、映画がはじまって「この後のあらすじがすぐに読めてしまう」タイプと、も
う一つは、あらすじが判っていた筈なのに映画がはじまると「その事を一切忘れてし
まい、物語に引きずり込まれる」タイプとがある。

この映画は、明らかに後のタイプだった。



しかも終わってみれば、自分が最初に予想した事件が起こり、予想していた結末であったことを知らされる。

不思議な余韻がありました。



公開初日に見に行った話題の3D映画『○○○もえくぼ』よりは、当然面白かった。