見上げれば、まだ空は青い。
雲がほんのり茜色に染まって、堤燈が少しだけ揺れている。
堤燈の下ではウチワを扇ぐ音、綿菓子作り、金魚すくい、子供たちの歓声と大人たちのざわめきと笑い声。
雨の心配がなかったのは一番嬉しいが、蒸し暑かった。
七月六日・日曜日、夕暮れ時の六時五十分、奉納太鼓の打ち込みが始まる。
今年で18回目を迎えた淡路島千福寺夏祭りですが、私が太鼓を叩かせて貰うようになって三年目。
このお寺から歩き始め、島を一周してまたここの帰ってくるという記念イベントをやったのが去年の事でした。あれから一年が過ぎたんですね。
このお寺から歩き始め、島を一周してまたここの帰ってくるという記念イベントをやったのが去年の事でした。あれから一年が過ぎたんですね。
三年目の今年は、いつもの窪田美香に橋本美和を加えた、富田和明&MIKAWAで参加させて頂きました。
朝から夏日の暑さです。
午後からずっと外(境内)で搬入仕込み練習をしていますが、じっとしていても汗が止まりません。
この奉納太鼓には太鼓アイランド淡路メンバーと瑠璃光太鼓さん、それから関東からの太鼓アイランドメンバーも駆けつけ参加してくれました。
とても賑やかになり、皆様ありがとうございます。
私&MIKAWAのコーナーが始まる時間になって、やっと日が暮れてきました。
石敢当(SASHIBI)、萬來(BANRAI)、鼓宮(KOKYU)、の三曲を叩いて最後に「ソーラン節」で終わりました。
まったりとして、蒸し暑く、時間が止まっているかのように感じられる、この空気の中で太鼓の音が闇に消えていきます。
演奏のすべてが終わり、お客さんも帰り、積み込み片付けも終わった後、また空を見上げれば無数の星が輝いています。
この地では梅雨は明けたように思われました。
千福寺さん、檀家の皆様、お世話になりました。