そして、
ついに海とお別れするための入院。
はじめの2日
午前中は麻酔をかけての手術前準備があり
意識が覚めてからの午後は
気が狂いそうな気持ちで過ごしました。
夫との面会もコロナ禍で10分と制限されていたので
ひとりで最後に海と過ごし
海のことを思いました。
今思えば、この時間も大切な時間でした。
でも、このときの自分は
自分が選んだのにつらくて悲しくて、
それなのに、海とお別れしたあとのこと、
例えば棺の大きさをどうするかとか
現実的なことの話があったり‥
悪い夢でもみてるのかもしれん
って思って、気持ちを楽にしたかった。
でもこれは現実で、苦しすぎた。
そして、わたしは苦しむべきだとも思った。
この選択をしたことを
誰かに責められるほうがよっぽど良いと思えた。
海とお別れする前日の面会が、
仕事で面会時間ギリギリになった夫。
海との最後の時間
夫は足りなかったと思います。
夫が病院を後にしたあと、すぐにLINEが。
窓の外見てと。
2階から見下ろすとそこには夫がいました。
窓越しにお腹の海を夫に見せると
夫が泣きながら海に手をふりました。
正直、自分のことで精一杯だったけど、
このとき、夫もつらく苦しいのだと
ハッとしました。
そして
海のお父さんがこの人でよかったと
心から思いました。