日頃より福岡教育大学ラクロス部に多大なるご支援・ご声援を賜りありがとうございます。

 3年生のりこです!

 私の今シーズンのリーグでの目標は『縁の下の力持ちになる!』でした。私がこの目標を立てたのは、自分は目立ったプレーをできる人間ではないので、目立たずともプレーを中心に周りの人達を支えられる存在になりたいと思ったからです。
また、私がこのように思ったのはもちろん、ストーンズ(4年生)のことが大好きだからです!!!!

 突然ですが私はラクロスが好きではありません。そんな私なので、ストーンズにたくさん手を差し伸べてもらってここまで来ました。そんなわけで、私にとって今シーズンは特別なシーズンに位置づけられていました。そんなシーズンで、ストーンズが掲げた結果目標が『九州一』。私は「絶対にストーンズと一緒に九州一になりたい!!」と強く思い、そのために「私が上手になって少しでも力になれるようにならなければ」と考えここまで走り続けてきました。

 そんな中、開幕戦のちょうど1ヶ月前、私のこれまでを嘲笑うかのような出来事が起こりました。それは前十字靭帯の断裂です。
 怪我をした日は、まだ前十字靭帯断裂と診断されたわけではありませんでしたが、すぐに治るような怪我ではないことは確信していました。
だから、「もうストーンズと一緒にラクロス出来ないのかなぁ。」とか、「怪我をした自分がストーンズのためにできることってあるのかなぁ。」とか、考えて絶望を感じて涙が止まりませんでした。当たり前にプレーができて、当たり前に試合に出ている自分を想像できることがどれほど幸せなことだったか感じさせられました。
 怪我した次の日に病院に行き正式に前十字靭帯断裂と診断され、また泣いて、自分のお先は真っ暗でした。「次の練習に行きたくない」、「行ってストーンズの顔見たら泣いちゃう」、「こんな怪我しちゃったから合わせる顔がない」と思っていました。しかし、当然のごとく練習には行かなければならないので、もちろん次の練習には行きました、が、案の定、練習前は学校へ向かう電車の中で涙が止まらなかったし、ストーンズの顔みたら泣いてしまいました。ところが、いざ練習が始まると思っていたよりも平気でいられました。きっとどこかでメソメソしてちゃダメだと思っていたのだろうなと思います。

 怪我をしたことは言葉に表せないぐらい悔しいけれど、それを悔やんだところで何も変わらないし、前十字靭帯を切らないように何かできたかと聞かれるとそんなこともないと思います。だから、前を向くしかなかったし、怪我したからと言って、私の頑張りたい気持ちが無くなったわけではなかったので自然にに前を向いていました。

 私は怪我をして"今シーズン"と"将来"を天秤にかけ、"今シーズン"を選択し、前十字靭帯の再建手術はシーズンが終わるまでしないことを決めました。だから、自分の100%のプレーをすることはできないけれど、プレーをし続けることはできます。さらに、自分が想像していた何百倍も動くことができました!
 そんなわけで私は今年のリーグでストーンズと一緒にコートに立ちます!!スタメン取ります!!HMと言わずにMFで返り咲きます!!
 自分にできることは怪我する前より少なくなってしまったのかもしれません。けれど、自分にできることが無くなったわけではありません。なので、私は私の目の前に私の存在意義がある限り走り続けます。ストーンズを支えます。

 自分は1度、『縁の下の力持ちになる!』という目標を怪我を理由に絶望し捨てました。しかし、今シーズンにまだ頑張れる希望を見出すことができ、この目標を再び掲げて頑張ろうと思っています。思うようにラクロスを出来なくて自分にとって苦しい時間が続くかもしれませんが、そんなことで折れるようなりこではありません!!残りの期間でりこはさらに強く逞しくなります!!

 そしてシーズンが終わった時に"後悔"だけはしたくありません!"後悔"はその言葉通り、後から自分の行動を悔やむことです。
 たとえ、全力を尽くしたとしても納得いく結果が出ないことだってあります。その時その結果に対して"悔しい"気持ちは必ず生じると思います。しかし、この"悔しい"気持ちは同じ"悔い"でも"後悔"とは違うと思います。
 だから納得いく結果が出なくても「最善を尽くせた」と胸張って言えるよう、「あの時あーしとけばよかった」とか「こーしとけばよかった」とか思わないよう、残された期間の一瞬一瞬を大切にしていきます。

 同期、後輩、コーチさん、そして何よりもストーンズの皆さん!!今シーズンも残すところあと数ヶ月ですが、何卒よろしくお願いいたします!

 自分のことをたくさん書き連ねてしまいとても長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
 今後とも福岡教育大学ラクロス部へのご支援・ご声援の程よろしくお願いいたします。