シナジーワールドワイドは、産業界において33年の歴史がある「ネイチャーズサンシャインプロダクツ」という企業の100%出資子会社です。
シナジーワールドワイドの商品は、産業界でも最先端の技術を駆使した製品で、化粧品、ボディケア、ヘアケア、栄養補助サプリメント、スポーツ製品など、多岐に渡る商品ラインナップです。
代表的な商品は「シナマックス」という、ビタミンとミネラルを効率良く摂取できるドリンク、加えて「奇跡のフルーツ」といわれるノニで作られた美容と健康を実現する「ノニサプリーム」などがあります。
しかし「シナマックス」は、過去にニューウェイズで「マキシモル」という名称で販売していたドリンクと同じもので、製造を請け負っていた会社が製造レシピをシナジーワールドワイドに売り渡したという経緯がある様です。
事実、それによってニューウェイズが訴訟を起こしています。
またシナジーワールドワイドジャパンは、日本でのグランドオープンは2004年の10月ですが、7年ほど以前にも日本に上陸しており、その時は不振のために撤退したという経緯があります。
ちなみに、シナジーワールドワイドジャパンが採用している報酬プランは「バイナリー」です。
バイナリーは自分の直下に2人しか付けることができず、それ以上の紹介者はどんどん組織の下に落ちていくため、ダウンとアップという利害関係が比較的少ない「相互扶助」のプランです。
しかし、バイナリープランは必ず片伸びをし、更に報酬計算も、下にできた組織が全て対象にならず、「左右の比率」で報酬計算対象が決定してします。
例えば、左右1:1が報酬計算の対象になるというプランなら、右に100万円の売り上げ、左の1万円の売り上げの場合、左右1:1ということは、左1万円+右1万円で計2万円しか報酬計算の対象にならないということです。
つまり、報酬還元率が10%だとすると、2万円の10%で2000円が、実際の報酬ということです。
ちなみに、シナジーワールドワイドは、この様なバイナリーの欠点を補うために「メガマッチボーナス」という、バイナリープランによって算出される報酬とは別に、直紹介者の組織のボーナスも報酬対象になるというプランを設けています。
この様に、全てのネットワークビジネスの報酬プランには、一長一短があります。
しかし会員に還元する「吐き出し率」は、どこの企業も似た様なものであるため、「どこのMLMのプランは儲かる、儲からない」ということは基本的に有り得ません。
還元される収入が一極に集中するか、それとも多くの会員に薄く還元されるか、ただそれだけの違いです。
努力した人が報われるのは当たり前ですが、多くの人が収入を得るためのセーフティーネットを持ったネットワークビジネスを見極めることが大切でしょう。
一部の人間が勝つのではない、企業と会員が共存共栄するためのセーフティーネットが構築された、ネットワークビジネスは存在するのか?