ぱしふぃっくびいなす 日本一周クルーズ お仕事編 | 歌奴の「奮闘努力の甲斐もなく」

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四代目三遊亭歌奴のブログです

今まで全然本業に触れておりません。

こいつらなんで船に乗っているんだろうと不思議に思われる方も多いと思います。

大体クルーズ船のお仕事の時は芸人は一人、多くて二人です。

今回は5人の芸人が乗船しました。

それは、大喜利をやってほしいと要望があったからです。

大喜利というと笑点の、あれです。

私が司会、解答者は扇蔵さん、三語楼さん、仙志郎兄、圓十郎兄。

 

まずはぱしふぃっくびいなすのホールでセッティング。

船の中に300人収容のホールがあるんです!

落語の後に高座を片付けて大喜利をやるんですが、ちょっと高さが足りません。

普通のホールですと山台と箱馬でかさ上げをするんですが、船の中ですので舞台道具は限られています。

みんなで知恵を絞った結果、ヨガで使用するヨガマットがたくさんある。それを積み重ねてその上に座れば後ろのお客さんにも見えるだろうという事に。

それがこれです。

わかりますか?

座布団の下に黒いマットが積み重なっています。

 

大喜利は三題出したんですが、その中の一つが「私は誰?」

お客さんから解答者に聞こえないように4人分の著名人の名前を書いてもらいます。

その紙を解答者は各々頭の上に掲げ、その著名人の名前を当てるというゲームです。

まず司会の私が「性別は?」とか「お年は?」などと質問をして、その名前の人になり切って解答者は答え、お客さんの反応を見ながら的を絞っていきます。

とんちんかんな事を言うとお客さんが笑い、名前と合った事を言うと拍手が来ます。

ちなみにこの時に出たお題は、「由良キャプテン(ぱしふぃっくびいなす船長)」「武田信玄」「安部晋三首相」「トランプ大統領」爆  笑

みんな苦戦していましたが、二人自分の名前を当てて、二人は失敗しました。

お客さんにも楽しんで頂けたようです。

この「私は誰?」に我々はすっかりはまって、大喜利が終わっても夜な夜な部屋に集まって、普通にゲームとして楽しんでいました。

 

大喜利以外でも、ほぼ毎日船の中で寄席が行われました。

二人ずつ出演のミニ落語会、毎日たくさんのお客さんでした!

 

笑豊来福五人衆として乗船した今クルーズ、楽しくてあっという間に時が過ぎていきました。