警官2人に家に押し入られる、という貴重な経験をさせてもらいました。


ついでに、婦人警官に事情聴取、という貴重な経験もさせてもらいました。




事件発生は3月12日午後6時半。

東京都の某大学職員より、
連絡が取れなくなっている学生がいるので、
アパートの鍵を開けてほしい、との連絡が管理会社に入る。

管理会社から連絡を受けた都内某警察署職員が、
マスク、手袋を装着し、鑑識の準備を滞りなく行った後に、
いざ、家宅侵入。


ペットボトルの散乱した部屋の中から発見されたのは、
何者かがもみ合ったような形跡と多数の血痕!


…ではなく、くたびれたジャージを着てぼさぼさ頭の若い女性。


調べによると、彼女は都内の某大学に通う学生で、
事件当日は何者かに襲われ、両手両足を拘束されていたところだった。


…ではなく、強い偏頭痛のため、布団から起き上がれなかったのだった。



警官のその後の調べによると、
この女子学生は11日朝から持病の偏頭痛で寝込んでいたという。

11日は通学する大学の職員に連絡したものの、
11日昼に携帯の充電が切れてしまったそうだ。
充電器を大学に放置していたため、
充電をすることがかなわず、結果、連絡が不通となっていた。

携帯電話が通じないことを不審に思った指導教官、愛人が、
家に駆けつけたものの、応答がなく、
警官が呼ばれる事態となった。


この一件に関し、女子学生は、
「大変ご迷惑をおかけ致しました」
と話している。






はい。

ほんとうにほんとうにすみませんでした。


あーびっくりした。。。
研究室の先輩が、二度と帰れないところに旅立ってゆかれました。



まさか。

ほんとに?


明日になればまた朝から実験してるんじゃないの?

またゼミ室でチャーハン作ってるんじゃないの?

またグラウンドでサッカーやってるんじゃないの?



本当にもう帰ってこないんでしょうか?

そんなの信じられないよ。


私がうるさがるくらいに面倒見てくれるって言ったじゃないですか。
手作りチャーハン食べさせてくれるって言ったじゃないですか。
先輩がいなくなったら、3人しかいないグループが先生と二人きりになっちゃうじゃないですか。

本当にもう帰ってこないんでしょうか?



先輩がどうして27歳で生涯を閉じなくてはならなかったのか、
私にはもう知る術はありません。

積極的に死を選択したのでしょうか。

それとも、死に抗うことを選択しなかったのでしょうか。

それとも、気がついたら死から既に逃れられないところにいたのでしょうか。


寝たきりの父親に代わって家計を支えるため、
積もり積もった奨学金の返済に充てるため、
就活は外資系金融にこだわっていましたね。

そんなときのリーマンショック。
研究室に来ない間、就活で忙しいのだと誰もが思っていました。

2週間前、最後に先輩が研究室に来たとき実験してた、
ウェスタンの一次抗体反応が冷蔵庫の中で今も揺れています。


もっと頻繁にメールをしていれば、

元気がなさそうに見えたとき、もっと話を聞いていれば、

こんなことにはならなかったのでしょうか?


私が研究室に入るとき、すごく楽しみにしてくれたと聞きました。

学食が高いと言ってゼミ室で自炊するくせに、
よく上野でおやつを買って来てくれましたね。


私はいっぱいいっぱいお世話になったのに、
先輩の力には全くなれませんでした。


「山田優はかわいい説」を全力で否定してごめんなさい。
先輩の話にいつも反論する素直じゃない子でごめんなさい。
先輩の説教に従い、これからは雨の日に原チャに乗ることをやめます。



心臓の鼓動が止まってから、寮の部屋の中で5日間。

先輩は、何を考えていたのでしょうか?



生は、当たり前に享受され、当たり前の顔してこなされていく。

特別なことでもなんでもないし、
何もなければ順調に紡がれていくものだと思ってた。


生を維持することの難しさ。

当たり前のことなんかじゃない、
ふっと気を抜いたら生はどこかにすぐに飛んでいってしまうものだった。

年を取ったから、とか、
病気にかかっているから、とかじゃない。

自分にだって、今すぐにだって、
起こるものだった。

ある日突然。

前触れもなく。


死なんてまだまだ先だと思うこと。
自分には無関係だと思うこと。

私は生が日々維持されていくことに何の疑いももっていなかった。

生に対する慣れという恐ろしさ。





お葬式の間、
デスク周辺とロッカーの私物を片付けている間、

涙は一滴も出なかった。

私は無感覚なのでしょうか?


ただ、知らせを聞いたときから、ずっと動悸が止まらない。
チャリを買いました。

大学周辺と、別宅と大学との移動用に。

真っ赤なチャリなので、
キャロライン2号と命名。

したがって、愛すべきビーノは、
キャロラインからキャロライン1号に改名。


チャリを常用するのは高校のとき以来でございます。

原チャに慣れてしまうと、
チャリが軽い!軽い!軽い!

これは必ずしも利点ではなくて、
車体が安定しない。。

カーブでの遠心力のかかり方とか、
越えられる段差の高さとか、
チャリの感覚がわからなくてふらふら乗ってます。

そんで、ちょくちょくこけてます。

あぁ。補助輪付けようかしら。。。



学校に化粧をしていかなくなって久しく経ちました。

申し訳程度にファンデは塗るけど、
マスカラとかこの前塗ったのいつだっけ?って感じ。
バイトもそのまんまで全く気にしなくなっちゃったし。

慣れとは恐ろしいものです。

こうやってダメ院生が形成されていくんだろうか。



このまえ、バイト先に来てたカネボウの化粧部員さんに、
「年齢不詳」って言われました。

すごく、すごーく微妙。。。

若く見られることはよくあるけど、
年齢不詳って。。。

「童顔だけど、肌は荒れてる!」みたいな?(笑)
それとも、「幼いのに、小じわがぁぁぁ!」みたいな?

まぁいいけど。




カオスの収束は、おそらく、
「好きってほどじゃないけど相手のもーれつな押しに負けてなんとなく付き合っちゃうパターンその4」
になりました。


もう一回ちゃんと人を好きになれることは、この先あるのかな?