ドルマゲスの足取りは忽然と消えた。
困り果てたウタにヤンガスは言った。
自分がかつて住んでいた町に行ってみないかと。



そこには優秀な情報屋がいるらしい。



一行はその町、パルミドへと向かった。



他人のことは詮索しないというパルミドの住人は、魔物の姿となったトロデを見ても何も気にしていないようだ。



気をよくしたトロデは、一人酒場へと消えていった。



トロデと別れたウタたちは、ヤンガスの言う情報屋の家を訪ねた。
しかし情報屋は留守のようだ。



仕方なくトロデと合流するため酒場へと向かう。



その時、酒場の外からミーティアの鳴き声が響き渡った。



慌てて飛び出すも、そこにミーティアの姿はない。



ヤンガスはハッとなり言った。
この街の住人は他人には無関心だが、人の持ち物には関心があると。



ミーティアは盗まれてしまったのだ。



大変だ!
すぐに探さなくては。
ウタたちは住人たちに聞き込みを始めた。
すると馬車が走り去ったという情報を得た。



その情報を頼りに小屋に入ると、そこには金貨を数える男の姿があった。
馬のことも呟いている。



ウタが少し脅すと、男はすべてを白状した。
なんと闇商人に売ってしまったというのだ。



ヤンガスには闇商人の心当たりがあるようだ。



闇商人の店を訪ねる一行。



しかしすでに売ってしまったというのだ。
買っていったのはゲルダという女らしい。



ヤンガスはゲルダにも心当たりがあるようだ。



ウタたちはヤンガスの案内でゲルダの家へと向かった。



事情を説明し、馬を返してくれるよう頼みこむヤンガス。



ゲルダはビーナスの涙という宝石と引き換えだと条件をつけた。



仕方なくビーナスの涙があるという遺跡を目指すことに。



遺跡内は毒の池であふれかえっている。



時には石像を動かし、仕掛けを作動させなくては進めないことも。



そうしてビーナスの涙の下へとたどり着いた。



宝箱を開けようとした時、宝箱が急に動き出した。
トラップボックスだ。



トラップボックスは冷気の魔法を唱えてくる。



しかもその攻撃力も高い。
ゼシカが痛恨の一撃を喰らってしまう。



しかしゼシカは慌てず、防御力を下げる呪文を発動。
すかさずウタとヤンガスは集中攻撃し、トラップボックスを撃破した。



そしてビーナスの涙を手に入れることに成功する。



ビーナスの涙をゲルダに渡し、無事にミーティアを救出することができたのだった。



一行はもう一度パルミドへ戻ることにした。
留守だった情報屋に会う為である。



パルミドへ戻ったウタは情報屋を訪ねた。
そしてドルマゲスの情報を尋ねる。
すると海の上を歩き、西の大陸へと渡ったというのだ。



魔物の凶暴化で西の大陸に向かうための定期船は出ていないという。
何とかして渡る方法はないものか。



情報屋はその点についても気になる情報をくれた。
ポルトリンクの西に広がる荒野に、打ち捨てられた古い船があるのだという。
水もないそんな場所になぜ船があるのだろう。
魔法船だというウワサもあるようだ。



荒野に行ってみると、確かに船はあった。
しかし水がないため動かすことはできない。



その時、トロデが気が付いた。
山を挟んではいるが自らの城と近いことに。
城の図書館に行けば何か記録があるかもしれない。
一行はトロデーン城を目指した。



トロデーン城はかつての面影はない。
ドルマゲスの仕業だ。



すべてはあの日から始まった……



その日、トロデーン城の封印の間に何者かが侵入した。



その何者かとはドルマゲスだった。
ドルマゲスは城の奥深くに封印されていた魔法の杖を手に入れることが目的だったのだ。



その杖は、封印を解いてはいけないと伝えられていたものだった。



しかしドルマゲスはそれを手にしてしまう。



次の瞬間、杖から発せられた光がトロデとミーティアを襲った。



そしてトロデは魔物の姿に、ミーティアは馬へと変えられてしまったのだ。



それだけではなかった。
ドルマゲスは杖の力を解放してしまった。
城中にはびこるイバラ。



城の人々は皆、植物に変えられてしまった。



しかしそんな中、ウタだけはそれを免れた。



なぜ無事だったのかは分からない。
だがそのおかげでドルマゲスを追うことができたのだ。



そう、ドルマゲスを追うためには船が必要だ。
ウタは城の図書室で過去の文献を調べることにした。



そこで一冊の本を見つけた。
「荒野に忘れられた船」というタイトルだ。
あの船のことに違いない。



さっそく読んでみるが、船があった荒野は大昔は海であったという事だけだった。



その時、月光に照らされた窓の影が伸びていき、壁に扉が浮かび上がった。



ウタがその扉を開くと、そこには不思議な空間が広がっていた。



そこでウタは一人の不思議な人物と出会う。
その人物、イシュマウリが言うには、ここは月の世界らしい。



イシュマウリはどんな願いがあってここへ来たのかとウタに尋ねた。



ウタはイシュマウリに荒野の船のことを説明する。
するとイシュマウリは海に戻すことはたやすいと言った。



ウタはイシュマウリと共に船へとやって来た。



船の前に立ったイシュマウリはハープを奏で始める。



ハープの音が広がるとともに、周囲に水があるれ出るではないか。
イシュマウリのハープは、過去の記憶を呼び覚ますものだったのだ。



周囲は海水で満たされ、船は海上へと浮上していった。



そして船はイシュマウリの歌に見送られ、記憶の海を進んでいく。



これでドルマゲスを追うことができる。
一行は西の大陸に向け舵を切った。




【第3夜】へ続く


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