うたすこです。






以前Twitterで、「米津玄師さん『どこにも行けない説』」みたいなやつを見ました。
米津玄師さんの楽曲では「どこにも行けない」という歌詞が多いようです。
アーティストによって表現のクセとか言い回しの傾向があるよという話なのですが、
そのときに
「そういえばMr.Childrenは手を伸ばすっていう歌詞多いな🤔」
実際にはMr.Childrenの中で最も使われた言葉は「君」らしいですが、あまりにも短すぎるし他のアーティストでも同じ現象が起こりそうであまり独自性がないので無視します。
それではMr.Childrenがデビューしてから26年、リリースが古い順に手を伸ばした曲を紹介していこうと思います。
完全独自調べなのでガバガバかもしれませんがご了承ください。
[手を伸ばし曲紹介]
※2番サビ
" 果てしない闇の向こうに oh oh
手を伸ばそう
誰かのために生きてみても oh oh
Tommorw never knows
心のまま僕はゆくのさ 誰も知ることのない明日へ "
Mr.Children最大のヒット曲でありながら元祖手を伸ばし曲。
ファンでない方でも知っているくらいめちゃくちゃ有名な歌詞ですよねー。
初めて手を伸ばした先は果てしない闇の向こうだったわけです。
ちなみに大サビで再び手を伸ばしています。
アルバムでは1997年にリリースされた「BOLERO」に収録されていますが、このアルバムは6枚めになります。(通算16枚)
つまりアルバムの枚数的に考えれば、Mr.Childrenは26年の歴史の約3分の1は手を伸ばしていないことになります。
そしてこれ以降、さらに長い間手を伸ばさなくなってしまいます。なんだ全然伸ばしてないじゃないか
※2番サビ
" 憧れには程遠くって
手を伸ばしても届かなくて
カタログは付箋したまんま ゴミ箱へと捨てるのがオチ
そして些細な生き甲斐は 時に馬鹿馬鹿しく思える
慌てて僕は彩(いろ)を探す
にじんでても 金 銀 紫 "
トゥモネバ以降、アルバムはなんと4枚も飛び越え、約13年もの沈黙を破って手を伸ばした曲。
アルバム「HOME」に収録されており、非常に人気のある曲ですねー。
個人的にも大好きな歌詞で強い感動を覚えました。
信じられないことに、2曲めの時点でなんとMr.Childrenのキャリアの半分以上は経過しています。やっぱり全然無いのか…(絶望)
<歌詞>
※2番サビ
" 思い切り両手を伸ばして
あの優しい空気に触りたい
僕を金縛りにする 全ての迷いを引き千切って
まだ分かりたくはない
どうせいつか思い知らされるんだ "
なんとここで「彩り」と同じアルバム「HOME」にて、もう一曲手を伸ばしてきました。
引きこもりやニートのような社会不適合者を描いた作品ではないかとされていますが、多くの人間の心に突き刺さる楽曲です。ピアノのイントロがとてもいい。
※1番サビ
" 決して捕まえることのできない 花火のような光だとしたって
もう一回 もう一回
もう一回 もう一回
僕はこの手を伸ばしたい "
21世紀Mr.Childrenにおける最大の人気曲
誰もが知る名曲「HANABI」もまた手を伸ばしています。
前回手を伸ばしてから1年で再び手を伸ばしており、ペースが上がってきた感がありますね。
ちなみに本作品はアルバム「SUPERMARKET FANTASY」に収録されています。
人気のアルバムですね。
※1番Aメロ&Bメロ
" 足音を忍ばせ 君の扉の前に立ち
中から漏れる声に耳を澄ましたら
驚かさないようにそっとノックをしなくちゃな
ねぇ そこにいるんだろう?
もう入ってもいいかなぁ?
君のその内側へと 僕は手を伸ばしているよ "
これもまた「HANABI」が収録されているアルバム「SUPERMARKET FANTASY」に収録されています。
前作「HOME」に引き続き、一つのアルバムで複数手を伸ばしていますね。
この曲もまた名曲です。切なくも熱い、切実な愛を歌った作品です。
比喩表現が多用されていて、桜井さんの作詞能力の凄まじさを感じられます。
※1番サビ
" 花の匂いに導かれて
淡い木漏れ日に手を伸ばしたら
その温もりに あなたが手を繋いでいてくれているような気がした "
なんと同アルバム三曲めの手を伸ばし曲です。
これもまた名曲ですよねぇ…ていうか名曲しかないじゃないか(大歓喜)
戦争を題材にした映画「私は貝になりたい」のタイアップとなっています。
亡き人を想う楽曲で、PVで泣きます。
※2番サビ
" 静かに 密かに 嘘を重ね
淀んだ 時流れに 自由を奪われ
ただ自分の身の丈を知らされ
それでも心は手を伸ばし続ける "
「SUPERMARKET FANTASY」の次のアルバム「SENSE」の収録曲ですね。
理想と現実の乖離に苦しむという世界観、内省ソングですね。
Mr.Childrenにはこの手の曲が割と多く大体アタリです。
六曲めまではアルバムのリード曲が多かったですが、この曲はあまり多くの楽器を使わず、落ち着いた雰囲気の作品です。
2番サビ
" オブラートに包んで
何度も飲み込んだ悔しさが
今歯軋りをしながら僕を突き動かす
新しい何かに出会えるかな
今終わらぬ夢のその先に
僕は手を伸ばす "
「SENSE」の次のアルバム「[(an imitation) blood orange]」に収録された手を伸ばし曲。
配信限定シングルでもあります。
夢や理想を追い続ける苦悩や思い通りにならない自分や衝動的な感情を背負いながらも前を向き続けることを歌った曲です。
これも「Tommorw never knows」と同じく、2番サビに手を伸ばし、さらに大サビでも手を伸ばしています。
※大サビ
" 心の中にある 青い蒼い空
今尚 雲一つなく澄み渡る
その眩しさに また目を細めて
今日も僕は大空に手を伸ばしてみる "
太宰治「斜陽」からタイトルを取っただけあって、世界観を寄せています。
ロシア民謡も取り入れたようで、これまでのMr.Childrenらしくない新鮮な曲となっています。
ドラムがかっこいいですね。
現在の最新アルバム「REFLECTION」の収録曲であり、
これでなんと「HOME」以降の全アルバムにおいて手を伸ばしていることになります。
手びよんびよん。
[まとめ]
キャリアの前半はほとんど手を伸ばしていませんでしたが、直近10年間で伸ばしまくってることが分かりました。
Mr.Childrenが世に出した全225曲中9曲と、全体で見れば決して多くないですが
ここ最近で数を増やしたせいか、多い印象を受けていたようですね。
手を伸ばす対象は様々ですが、光や夢、空気など実体がありそうでない、なさそうであるような掴み所の無いものに手を伸ばしている傾向があるようです。
ここで、なぜキャリアの前半ではあまり手を伸ばしていないのか分かった気がしたのですが、
「手を伸ばす」という表現は、なにか求めているものがあるときに多く使われる言葉です。
黎明期のMr.Childrenは、「純情青春ソング」みたいな作品が多く、
あまり夢や目標に向けて奮闘したり苦しんだりする内容の作品自体が少ないために、手を伸ばすことが無かったのかなと思いました。
また、非常に興味深いデータとして
五曲めの「少年」を除いた八曲は、すべて「サビ」で手を伸ばしています。
サビは曲中で最も盛り上がる部分なので、やはり印象に残りやすいですよね。
こうした手を伸ばすタイミングもまた、「手を伸ばす曲が多い」というイメージを強めているのかもしれません。
それと手を伸ばし曲には名曲が多いことも再認識しました。笑
次に手を伸ばしたら期待大ですね。
※
ここで一応弁解しておきますが、
僕はMr.Childrenを馬鹿にしたり「歌詞表現が一辺倒だ」と言いたいわけではありませんからね。
どのアーティストにもよく使う言い回しがあって当然だと思ってますし、それが悪いことだとは全くもって思いません。
Mr.Childrenの楽曲を楽しむうえで、いろんな見方、視点があってもいいと思っています。
ユーモアの一つだと感じてください。
[ちなみに]
現在最新の手を伸ばし曲「斜陽」と同じアルバムに収録されている「幻聴」という曲
一番最後の歌詞が
" そんな幻聴に 耳を澄まし
また今日も 夢の橋を渡り追いかけるよ "
なのですが、この曲が音源化される前に行われたライブやデモ音源では
"また今日も 夢に手を伸ばし追いかけるよ "
と歌っており、幻聴だけに幻の手を伸ばし曲となっています。
では、今回はMr.Childrenのニッチな歌詞の話題でした。
一応全曲歌詞を見ながらチェックしていったのですが、もし僕がチェックし忘れていて、他に手を伸ばした曲があれば教えていただければ幸いです🙇♂️
また、Mr.Childrenは手を伸ばすよりも沢山使っている表現があればそれも教えていただければと思います☺️
では失礼します。
読んでいただきありがとうございました(ㅅ´ ˘ `)
TwitterID:@Mr_Childrensuko









