うたみの両親は昨年2015年11月に結婚50周年を迎えました。昨年お祝いの旅行に行きそびれた、なかなか重い腰が上がらない老夫婦。何度となくお祝いの旅行に誘いましたが、何だか乗り気じゃない。二人ともそれぞれの母親が亡くなって喪中だったってのもあるかな。
一年がかりで口説き落としたら、今年の夏になって、やっと母が「志摩(本当は三重県桑名市)の”なばなの里”のライトアップが綺麗らしいから、そこに行ってこようかなあ?」というではありませんか。
行き先が決まっただけでも万々歳!だって、何をするにも「まあ、そのうちするから!」が口癖の二人ですから。下手すりゃ2〜3年、いや10年でも放置プレイかもしれないなあ。
さっそく私、「じゃあ、志摩のホテル探すよ〜!」と言ったら、母がちょっと考え込んで、こう言いました。「アンタ、私なあ。実は死ぬ前にもう一回ニューヨークに行きてえんよ。」
出た!ニューヨーク!そうきたか!
母は大都会が大好き。ニューヨークと聞くだけでワクワクするそう。今まで2回ニューヨークに行っているのですが、1度目は50代半ば、2度目は60代に突入してすぐ。今は二人とも70代後半!(80前後の人たちをアラエイ[around eighty]って言うんですね。私にとっての初耳学!)
死ぬ前にもう一度行きたいとな!その気持ちはよ〜く分かった。この嬉しそうな母の表情、見てください!ってモザイクかかってるけど(笑)21年前にマンハッタンのタイムズスクエアで撮影した写真です。
でもね、普段の母は父が運転する車でどこでも行くし、体力作りは長続きしないし、特に趣味らしいことと言えば、料理を作って家族や友達に振舞うことくらい。あとは家でゴロゴロしているのんびりしているのが日常なのです。そんな母がニューヨーク?体力的にも心配でした。
父は父で、昨年まで還暦野球チーム(いや、古希チーム?)の監督したり、テニスは今でもしてますが、体力には自信がある人でした。数年前、中学生だった息子(父の孫)とヨ〜イドンして圧勝したくらいですから。でもこの1〜2年で急に体力が衰えた気がしなくもない。
もうニューヨークに金婚式のお祝いで行くと決め込んでいる母と、体力的に不安を募らす父。母の体力ももちろん心配。
ある日の夜、母が私のいる前で父に聞いてみました。「お父さん、私なあ、金婚式にニューヨークに行きてえんじゃけど、お父さんどんな?行きとうない?」すると、父は「行きたくないわけじゃねえけど、ワシはお母さんを案内するだけの気力と体力がねえから、ちょっと難しいなあ。うたみがついてきてくれたら行けるんじゃけどなあ。(しばらく考えて)うたみの旅費は出すからちょっと考えてみてくれんか?」
旅費負担無しでアメリカ旅行!?二つ返事で承諾!といきたいところですが、老夫婦を連れて私一人でトラベルエージェント、通訳、観光ガイドを引き受ける??ちょっと考えたら不安になりました。それより何より、夫が一人で留守番ということになるので、ちょっと慎重にご意見を伺う必要あり!可愛い姫達(犬達)のお世話もあるしなあ。
家に帰り、恐る恐る夫に聞いてみると、やはりすぐにOKとは言いませんでした。翌日、「ま、1週間以内に帰ってくるんならええよ。」とシブシブOKしてくれました。えー、いいの?なんていい人!(今までも何度もワガママ聞いてくれてますが)マジでありがとう!
というわけで、何とか3人の意思が固まり、アメリカの長年の友達で航空会社勤務のB氏にバディパスを3枚融通してもらえることになり、母がこよなく愛するニューヨークと、父の希望でアメリカの首都ワシントンDCに行くことが決まりました。9月20日頃の話です。
行くと決めたら色々準備しなくっちゃ!
