足跡 | 銀の月 言の葉の夢

銀の月 言の葉の夢

♫♦*゚¨゚・*:..。溢れる思いを☆.。.:*言の葉に乗せて・°☆.。.:*

イメージ 1
 
 
振り向くと
いつもあなたと
歩いてきた足跡が
二つ仲良く並んでた
 
大きなあなたの足跡と
小さくて 歩幅の狭い
私の足跡
 
苦しいときや
悲しいとき
 
あなたは いつも私を突き放して
泣きじゃくる私を
抱きしめてもくれなくて
 
小さな私は
ひとり心を震わしながら
孤独な自分を感じていた
 
そんな時 振り向くと
そこには
一人ぼっちの足跡しか見えなかった
 
苦しいときばかり
一人ぼっち・・・
 
だけど、後で気が付いたんだ
涙でいっぱいの目で見た
その足跡は
一人ぼっちだったけど
それは
私の足跡ではなかったんだって
 
あなたは 黙って
小さな私をその腕に抱きながら
歩いてくれていたのだと
 
自分の事しか見えていなかった
幼かった私を
本当は一番気にかけてくれていた
 
優しさを表わせないあなたの
それは
深い深い
優しさ でした