Misty moon | 銀の月 言の葉の夢

銀の月 言の葉の夢

♫♦*゚¨゚・*:..。溢れる思いを☆.。.:*言の葉に乗せて・°☆.。.:*

おぼろ月
春の兆しを感じる今日この頃
あの方の住む北の国では
まだまだ 
冷たい雪が舞っていることでしょう・・・
 
あなたと 同じ月を見たくて
 
空を見上げる癖がついてしまいました・・・。
 
 
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misty moon 朧月夜の君
 
彼女は、美しき源氏の君と恋をしたい一心で 光源氏を誘い出します。
 
照りもせず 曇りも果てぬ 春の夜の 朧月夜にしくものぞ無き
 
                              ―大江千里―
 
煌々と輝くこともなく、かと言ってすっかり雲に覆われてしまうわけでもない春の夜の朧月夜
――これに匹敵する月夜なぞありはしない                        
 
 
源氏の君は尋ねました。そなたはいったいどこぞの姫か、と。
朧月夜の君は言います。
 
「今は名乗りません
私が少しでも特別な女と思うなら、探してください。
私だけが燃えるような恋をするのは嫌・・・
では、次の逢瀬まで・・・」
 
そう言って その場から去ってしまいます。
 
しかし、しばらくして、再び源氏の前に現れます。
 
「待つ女‥待つ女・・・でも私は待てない女、、待ち続けることなんてできなかった。
 
苦しかった 逢いたかった。 
逢いたくて死んでしまいそうだった。」
 
そう言って源氏の君の胸に飛び込んでゆく。
情熱のままに駆け出してしまえる奔放さ。
源氏の君が探し出してくれるのさえ待てずに、自ら逢いに行ってしまう女。
 
これが現代だったら・・・
ピンポーン。
はい。
待ちきれなくて、来ちゃった((´∀`*))テヘッ
こんな感じかな^^;
 
 
源氏物語に出てくる数多くの女性の中で、この朧月夜の君の恋に一途さに
私は惹かれる。
だって、ほとんどの女性は、来るのをただただ御簾の陰で待つばかり。
焦がれる思いを胸に秘め、今日も来なかったと寂しさを唱に詠む・・・。
そして生霊になってしまう怖い奥方だっている。
そんな女たちの中で、朧月夜の君は私にとって異彩を放っていた。
これから、入内(じゅだい)する身でありながら(帝の妻になること)
現実を受け入れながらも、自分の心は自由だと言い放ち、恋することを
臆する事も恥じることもしなかった朧月夜の君。
 
若い頃の自分と少しだけ重ね合わせながらも、恋に走れなくなった今の自分。
今はもう控え目とかじゃなく、控えるお年頃だったりしてσ(・´ω`・) 
 
ちなみに、私の源氏の君、ギター王子は控えめな女性が好きな模様…(-公- ;) チッ
 
ま、私は朧月夜の君のようにはなれないから、ひっそり想いを詩に書くことしかできませんが…
((φ(-ω-)カキカキ
 
 ここのブログが 『あさきゆめみし』 っていうのは、このあたりからきております。
源氏物語に憧れて、幼いころ読んだ『あさきゆめみし』という大和和紀さんのコミック・・・。
『ハイカラさんが通る』が有名かな。
子供ながらに美しい男女の色恋に(*ノωノ)キャ...(*ノω゚)ノ チラッ
なんて感じで読んでいたのでありました。