misty moon 朧月夜の君 | 銀の月 言の葉の夢

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misty moon 朧月夜の君

源氏物語に出てくる女性の中で 
共感してしまうのが この 朧月夜の君です。
 

彼女は、美しき源氏の君と恋をしたい一心で 
光源氏を誘い出します。

                      

 

源氏の君は尋ねました。
そなたはいったいどこぞの姫か、と。

朧月夜の君は言います。

 

「今は名乗りません

私が少しでも特別な女と思うなら、探してください。

私だけが燃えるような恋をするのは嫌・・・

では、次の逢瀬まで・・・」

 

そう言って その場から去ってしまいます。

 

しかし、しばらくして、再び源氏の前に現れます。

 

「待つ女‥待つ女・・・でも私は待てない女、、
待ち続けることなんてできなかった。

 

苦しかった 逢いたかった。 

逢いたくて死んでしまいそうだった。」

 

そう言って源氏の君の胸に飛び込んでゆく。

情熱のままに駆け出してしまえる奔放さ。

源氏の君が探し出してくれるのさえ待てずに、
自ら逢いに行ってしまう女。


源氏物語に出てくる数多くの女性の中で、この朧月夜の君の恋の一途さに

私は惹かれる。

だって、ほとんどの女性は、来るのをただただ御簾の陰で待つばかり。

焦がれる思いを胸に秘め、今日も来なかったと寂しさを唱に詠む・・・。

そして生霊になってしまう怖い奥方だっている。

そんな女たちの中で、朧月夜の君は私にとって異彩を放っていた。

これから、入内(じゅだい)する身でありながら(帝の妻になること)

現実を受け入れながらも、自分の心は自由だと言い放ち、恋することを

臆する事も恥じることもしなかった朧月夜の君。

 

若い頃の自分と少しだけ重ね合わせながらも、恋に走れなくなった今の自分。

今はもう控え目とかじゃなく、控えるお年頃だったりしてσ(・´ω`・) (苦笑)

 

ちなみに、私の源氏の君、ピアノ王子はどんな姫が好きなんしょ…。(謎) 

 

ま、私はもう朧月夜の君のようにはなれないから、ひっそり想いを詩に書くことしかできませんが…

((φ(-ω-)カキカキ

 
立場とか 歳とか 世間体とか
そんなもの考えてるうちは
ホントの恋じゃ〜ないのよね

恋はするものじゃ無く
陥ちるものだから…


心は自由…
心は誰にも縛られない…

それだけに…
少し厄介だけどね