夜の呼気が
わたしを息苦しくさせる
甘く切ない
漆黒のベールに包まれて
甘く切ない
漆黒のベールに包まれて
やがてくる夜明けまで
やるせなく
永い闇の波間を
彷徨いながら
息果てることも
許されずに…
嗚呼
聞こえてくるのは
闇の鼓動だけ
闇は何も触れていないわたしの肌を
否応なしに敏感にさせる
内側から火照る
熱にうなされながら
このまま
この熱に
焼き尽くされたいと願う
一人きりの夜に
こんなにも狂おしくさせる魔物から
逃れるすべを
わたしは知らない
嗚呼
聞こえてくるのは
闇の鼓動だけ
闇は何も触れていないわたしの肌を
否応なしに敏感にさせる
内側から火照る
熱にうなされながら
このまま
この熱に
焼き尽くされたいと願う
一人きりの夜に
こんなにも狂おしくさせる魔物から
逃れるすべを
わたしは知らない