いつもアプリ婚活でフラれる私。

だけどふと、あれ、フラれて当たり前じゃないかと思った。

私は会う前に、きちんと希望条件を細かく決めて、この人なら大丈夫、と、合格印を押してから会う。会ってみて、詐欺じゃないか、嘘をついていないか、身だしなみはできているかを見る。

それでOKなら、お付き合いもOKなのだ。

ところが男性は、女性をおそらく見た目と会った時のフィーリングに頼るしかない。よほどの詐欺写真を載せていたり、嘘を付いていたりしなければ、概ね付き合ってもいいかな、くらいは思うのだろう。

そうしてめでたく2回目くらいのデートでお付き合いに進む。ホテルにも行くこともある。


問題はそこからだ。


私はもう、合格スタンプを押しているわけだから、あとは数ヶ月お付き合いしてみて、本当に合う人なのかを見極めるだけなのである。しかし男性は、そこから私を見る目が働いてくるのだろう。そしておそらく、身体の相性が合うか合わないかで、ほぼ全てを決めているのではと思う。そこでダメなら、もう無理だ、と、思うのではないか。


かたや、じっくり育みたい私と、エッチしたらだいたいわかったからもういいや、な男。大概このくらいのタイミングで、相手の仕事が忙しくなって疲労と重なり、面倒になって別れたいとか言い出す。(悲しい学習…)


そう、合格スタンプを押すタイミングが、私より男の方が遅いのだ。普通付き合う時点で合格のはずだが、男は身体の相性で決めたいというのが本音なんだろう。それ以外の生活態度面での相性もあるけれど。


だから私の方がフラれることが多いのだな、と、なんとなく腑に落ちた。

そして、そうして私をフッた男たちは、総じて身体の相性において、私は(私も?)満足させてもらえなかった相手であった。そして、フる理由もはっきりしないことが多かった。要するにエッチの相性なんでしょう(笑)。


私は身体よりも想いが勝る。身体の相性は2人で育んでいくものだと思っている。愛があればいいのだ。世の中、人を愛せないこじらせアラフィフ男の多いこと。


だからこれからは、今まで長く付き合えた人と同じようなタイプの人にしてみようと思っている。

そして、フラれたとしても、あんまり気にしなくていいのだ。


昔から、女は選ばれるもの。男は選ぶもの。選ばれなかったら次の男を探す。

単にそういうことなのだ。


そしてまた、お見合いデートに出かける私なのである。