忘れる前に書いとこう
今朝多分5時ごろの出来事
布団に横になって少し目が覚めているような状態
開いた窓から雨が降り始める音が聞こえた
その美しい音を集中して聞いていた
たくさんの雨粒達がが葉っぱをドラムにスタタタタタタと合奏している
合奏はだんだん大きく速くなった
一打いちだ明瞭にきれいにリズムを刻む
ドラムはだんだん小さくなり
やがてたくさんの小さなお手ての拍手になった
パチパチパチパチパチ
遠くから聞こえる大喝采の拍手
拍手が止むと
水色に濡らした空に水彩絵の具で誰かがスッと線を引いていった
いや、あれは空を横切る歌声だ
遠くで飛びながらツィツィツィと歌っている
「 ぼくたちの出番だ 」 と若い元気な鳥が鳴いている
「 空を飛べて嬉しい 」 と歌っている
それにつられてもう一羽もう一羽
「 嬉しい! 嬉しい! 空を飛べて嬉しい!」 と歌っている
突然水色の空に艶やかな薄ピンクの線が回転しながら掛けていった
あまりに美しい色と音に誰の声なのかさえ分からなかった
そのピンクはだんだん水色に滲みやがて消えていった
うっとりする私 もう一度聞かせてと願うと
もう一度違う調子でさっきの声が聞こえた
鳥と似ているけど違う
バイオリンの高い音のような ソプラノ歌手の歌声のような
高い音だけれど優しく空に滲んでいく声
すっと目が開きもうその音は聞こえなくなった
だけど鳥が嬉しいとまだ歌っている
雨は降ったり止んだりしている
風はふぅっふうっとそよいでいる
私は空からのプレゼントを心の中にしっかりと刻んで
ふんわりとした嬉しい気分で布団を出た