私は不安と、何かの夢なんだという心わずかな希望を支えに学校へ向かった。
次々へと校内へ入っていく生徒達を見る限りなんの変化も見られない。
ん?あれは…佐藤さんだ。
園子:あの、佐藤さん…おはよう。
わか:ん?あぁ、園っちじゃん。おはー。
園子:園っち…?
わか:あれぇ、なんか雰囲気変わった?今日は清楚系?あははっ、にあわねー!
園子:え?
わか:さてと、じゃあね。
園子:え、どこいくの?もう授業始まるよ。
わか:は?授業?園っちどうしたの。サボるにきまってんさじゃん。園っちも後でいつものところで!
園子:え、え?ちょっと…!
こ、これはどういうこと?
いつもの佐藤さんじゃない。見た目は一緒でもまるで別人…。
私、本当に変な世界にきちゃったの?
と、とりあえず政樹に会わないと。
教室。
恵:あれ、伊藤園子さん。どうしたんですか今日は。
園子:あ、岸野さん。おはよう。
恵: …今何と?
園子:えっ、岸野さんおはようって。
恵:うわああああ!!伊藤園子がおかしくなったぁぁぁ!
桃子:どうしたの?なになに。わ、園子ちゃんじゃん。えっ。うそ。遅刻無し?まじめに学校来てる!風邪でも引いた?きゃははっ!
俊明:まじだ。うわ。なにしにきたんだよ。今日は佐藤とサボらないのか?
桃子:ほーんと!いつも2人で屋上でサボってるよね?私知ってるんだから!きゃははは!
恵:てんぺんちいーーーーだぁぁぁぁぁ!!!
陸:皆さん静かにしてください!!もう授業はじまるんですよ!切り替えてください!
俊明:んだよ生徒会長だからっていばんなよ陸。
桃子:ほーんと、うっざぁぁぁい!!きゃは!
園子:え、浅井くんが生徒会長?佐藤さんが生徒会長じゃ…
唯:え?何言ってんの。わかが生徒会長だったらこの学校終わってるよ。
みんなどうしちゃったの…まるで別人…。
昼休み。
ずっと見てるけどほんとみんな私の知ってるみんなじゃない…。
ここは私じゃない私の世界なんだ…。
ど、どうしよう…。
まりな:ねぇねぇ、松井さん。貸してくれた本面白いわ。
理佐:そうでしょ?また図書館めぐりでもしましょう。
司:あーーーー!ばかな!今日すでに250キロカロリーも摂取してしまっている!
痩せなきゃ…痩せなきゃ…。
萌美:さんじげーーーーーん!!あーどっかに良い男いないかなーーー!!
詩織:萌美、学校終わったらナンパしにいく?
萌美:いくぅー!もち、いくぅーー!
あぁ、なんか頭痛い…みんな性格が正反対みたい…。
だめ…ここにいたらおかしくなる。
は、早く政樹に会わないと…でもこの世界の政樹に会っても別人だったらどうしよう…。
で、でも頼れるのは政樹しか…。
私は…