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「このイベントは、宮城県石巻市雄勝にある「おがつ店こ屋街」広場にて開催を計画している音楽フェスティバルののスタートイベントです。」

「ウタアソビ」


サスライメイカーボーカルの磯部俊行です。この度、ロクセンチのボーカル中原明彦さんと、この「ウタアソビ」というイベントを立ち上げる際に、頭に仙台の石巻市雄勝町にある、「おがつ店こ屋街」という、2011.3.11の東日本大震災後に津波により流されたお店が、仮設店舗で営業を再開した場所で歌わせていただいたことが頭に浮かびました。
震災から一年経ち、全てではないけれど、マスコミも「復興」を掲げて、さまざまな報道がされているし、世間も復興に向けて進んでいるという認識だと思います。
しかし、現実には南三陸の沿岸の光景は、復興という言葉からは程遠い景色が広がっていました。
「一年経ってこの状況か」と絶句し、自分の認識の甘さも感じました。

まさざまなアーティストが、震災後にそれぞれ復興支援の形で動いてきたと思います。自分も岩手県の宮古や田老で支援活動をさせていただいたり、復興支援イベントなどに出演させていただきましたが、やっぱり肌で、歌の力を感じました。支援金として、ファンの皆さんからその想いを託されたり、被災地の方々が本当に感情をコントロールすることなく、歌で裸になっていく姿を見たり、「歌ってすごい」をリアルに感じました。

だから、今、一年経った今、最近常に思う事ですが「縁を円」にしたいと考えました。

石巻市雄勝のおがつ店こ屋街は、周りは瓦礫の山が続く海沿いにあり、人通りも交通の便もよくない立地で、居酒屋や、スーパーやお土産屋さんなど営業されていています。

イベントがある時はそれなりに人も集まるのかとは思いますが、それ以外の日常は、ほぼ人はいないとのことでした。
来年どうなるか、もっといえば、来月、明日どうなるかもわからない状況だと思います。

でも、笑顔が素敵でした。パワーがありました。お刺身が死ぬほど美味かった。色んな想いの中で、でもここで生きてくってことを決めた人の力は、人を引き込むし、シンプルでたまらなくかっこいいのです。
雄勝硯生産組合の高橋さんや、地元おがつ新聞の石井さんにお話をさせていただき、来年の梅雨明けに、石巻市雄勝町にある、「おがつ店こ屋街」前広場で、音楽フェスティバルができないものかと打診しました。

今の雄勝には、正直に人がいない。若者もいないし、気持ちはありがたいけど、皆さんにメリットがないですよ

と最初に言われました。

僕は雄勝に行って、「おがつ店こ屋街」の人とふれて、雄勝の現状も知って、食べ物にも自然の風景や街並みにもふれて、絶対に多くの人達に知ってほしいし、実際来てみてほしい。何より自分自身の為にも行かなきゃと思ってます。
歌に力をもったアーティストは沢山います。雄勝の皆さんにも、そんなアーティストの歌をきいて、みて、感じてほしいんです。雄勝をはじめ、南三陸にいったことがないお客さんや、アーティストの皆さんにも、これが震災から一年経った風景なのか実際目て見てほしいんです。
だから、雄勝でこのフェスティバルをやらないと意味がないんです。
人は、集めればいい。本当に意味のあるいいイベントなら、賛同し集まってくれるはずです。僕たちも、手弁当でこの「ウタアソビ」というイベントを始めます。だから想いに共感していただける地元の方や、アーティストが必要なので是非協力してください。

と話ました。

それでしたら、一緒に是非実現にむけて動きましょうとお話いただきました。

出身地でもなければ、1度しかいったことない場所に、惚れこんだのは、ただ一つ。おがつの人の「ヒトヂカラ」の凄さです。温かさです。
瓦礫がそのままになった状態、若者が離れた現状ですが、「ウタアソビ」このイベントで、歌を通じて、アーティストを通じて、若い人達や、雄勝を知らない人達にも、今の現状を知ってもらい、もちろん雄勝のよさを知ってもらい、来年の雄勝フェスティバルを目標に未来に繋げたいと思っています。



磯部俊行/中原明彦