　こんにちは。若干ご無沙汰してしまいました。とりあえず依頼分すべてのイラストを製作し終わり、ユートピア様の二人のメンバー様の内お一人にOK頂きました。もうお一人からのメールが相変わらず遅れているのですが、先方を仕切っているのはOK頂いた方のほうなので、もうあとはお任せすることに致します。最後まであまり小言も言いたくないですし。

　今回のご依頼にあたり、インターネットで愚痴を聞いて励まして下さった皆様、依頼を下さったユートピア様各位、今後のイベントで私のイラストが入った小説を買ってくださるであろうまだ見ぬ皆様に、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

　とりあえず次のお仕事となるゲーム制作までは暇になる筈なので、しばらくは自主制作したり思いっきり羽根を伸ばしたりしようと思っております。

　さて、今回も新作を七枚載せてみます。

■赤髪の剣士

　なんとなくポーズとコンセプトだけ決めて描き始めた物。無計画に描いた割りには纏まっている気が致します。ただ、主題である剣が大きくはみ出してしまったのはよくなかったですね。

■異形狩人

　右腕の武器の構造が良く分からなくなってしまったのが反省点。シルエットやお腹辺りの塗りは気に入っていますし、あちこちで評判も良かったです。

■堕天使討伐任

　同タイトルのイラストのリメイク。これも剣が見切れてしまった点が反省点でした。ただ、割と臨場感は出た気がしますね。

■緋刀

　これも評判が良かった。低彩度の色の中で、一点か二点差色してやる、という手法に関してはある程度掴めた気がします。

■人面鳥

　これも過去作のリメイク。画面下部が間延びしているように見えるのですが、なんか気持ち悪い感じは上手く出せた気がします。

■巨人と巫女

　アオリのアングルで巨人の大きさを示唆しようと言う意図の一枚でしたが、画面が広角でなく標準の画角になってしまったため迫力が出ませんでした。まだ勉強が必要ですね。

■ヴァルキリー

　これも割と評判が良かった一枚。自分では雑に描いた部分が解ってしまうので４５点程度のイラストですが、色は比較的綺麗に決まりましたね。

　さて、九月も間もなく終わります。先も語ったように十月は暇になる予定なので、休んだり自分のすべきこと、やりたい事をもう一度見つめ直す月にしたい。差し当たって、自分は絵を描く事でいったい何を表現したかったのか、という部分をもう一度考え直してみたいです。

　自分の絵があまり評価されない理由の一つに、絵が達していない、突き抜けていない、という部分があるように思います。つまりは、自分だけの武器、自分ならではの表現、というものが固まっていない。結果として借り物の魅力だけで戦っている状態なわけです。難しい領域ではありますが、私にしか描けないイラストというものがある筈なので、それを模索したいですね。

　ではまた次回。

九月イラスト３