3ヶ月の闘病

4月半ばのがん発見から約3か月、母は7月19日に永遠の眠りにつきました。

手術も抗がん剤も放射線も何もしなかったし、できる状態ではないほど全身に転移していました。

首から痛み止めの入った小さなアキュフューザーをぶら下げて左下腹部に針で差し込んで痛みがあるときに医師に連絡して看護師が入れてくれました。

痛み止め(麻薬)が切れると痛がりますが、痛みの間隔がわかってくると痛くない時は絵を描いたり、ベッドから降りて床で柔軟体操をしていました。開脚をして上半身が床にぺたっと着くくらい。

トイレも10日前までは支えられながら自分でできました。

食べることは、口の中のがんが大きくなって水分を取るくらいしかできませんでした。

 

看取り期の点滴

 

医療職の方から、看取り期に高濃度の点滴をすると、亡くなってからの処置が大変であること。

知人の在宅医からは、「枯れるように死んでいくのがいい。患者さんは本当はこんなこと望んでないのに、と、思っているんじゃないかなあ、と僕は思うんですよ。もう話せない状態だからほんとのことはわかりませんけどね。」とも聞いていた。

周囲の医療職、ケアマネも、点滴の害を知っているようだった。

痛みの除去だけして何もしない。

こんなゆったりした死に方が、がん患者にはできることを毎日目の前で見た。