彼女はいつも悩んでた。悩みはみんなあるけど、その事を聞くことさえメンドくさくなってた。20代によくある事だけど挙げ句の果ては彼女の悩みは俺の中で当たり前の事として接してた。みんな分かってそうで分からない自分のみてくれや振る舞い、私には不釣り合い…もっとモデルみたいな人がお似合いって、そんな事でも悩んでた彼女のココロはもっと分からないと思った。自分の容姿もよく分からなかったけど、当然その彼女とは終わった…

それは若い頃の話だ。北の国からと言うドラマにハマってた頃にふきだまりという言葉を知った。北の国からには随分助けられたなぁ、親子関係や田舎暮らし。

ふきだまり

いい意味では使われない。それは凄く狭い範囲でなしてる人や、なしてるつもりの人にとっては都合がいいし、ツベコベ言われる筋合いはないだろう。金?権力?名声?ルックス?みんなは普通に暮らしててもTVやネットでは自分の現在地とは別の世界が当たり前でそんなニュースが送られる。それを自分に照らし合わせて幸せに胸躍らせてる気がする。

あの時の彼女はやはりあの時のまま状況が変わってもあの時の思い出を大切にしてくれてる、俺も音楽であの頃を思い出すから嬉しかった。

ふきだまりに知らずに入らないように。

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ふきだまり列伝。
あの子にはフリわまされ、あのバーでは褒めゴロされ、あの楽器店では無下に扱われ大金はたいた中洲。
アニヴァーサリーギターは形が違う、地元では女子が今だにもてあそび約束も都合でキャンセル、親父は俺のつぶやきをほくそ笑んで征服、親父の愛人はそのつぶやきを見て親父と愛を育み議論。どうにかしてる事も分かったよ。

けど。世界的建築家のメキシコのルイス・
バラガンの生涯独身でも素晴らしい住まいの色使いや光の取り入れ方に、誰を連れ込もうとかではない美学に感動するし、自分への美意識と生涯独身でも痛くない色使いとデザインに感動した。一人で朝飯を食べるスペースは狭く、毎日そこで朝飯を食べてた狭いポリシーがカッコいい。俺にはどんなこだわりが出来るんだろう。

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ルイス・バラカン邸。

美意識と、音、ビートと。