東の方の吟遊詩人のブログ -2ページ目

東の方の吟遊詩人のブログ

程よい短さの文章

ぼーっとテレビを眺めていた午前0時

量産型の若い女の子達が頑張って何かを喋っていた
そんなに頑張って売れたい感じ出して周りが気にならないのかね

私もそりゃ憧れた
昔はみんなキラキラして
老若男女問わず
熱狂させた偶像に

今の世の中は増えすぎてそれを憧れと呼べるのか

あの娘たちを見てもちょっと顔が整ってるくらいじゃないのか

私ももう少し若い頃ならこれくらいできるんじゃないかと思ってくる

だいぶ疲れているみたいだ
テレビを消して冷静になる
少し自問自答をする
私はずっと憧れてただけか

彼女たちは憧れに挑戦して人前に出ている
他人の批判も顧みず
努力もしただろう
ツライ仕事もあっただろう

結局私は何もせず
愚痴って小さな満足を喰い物にしている

確かに今は増え過ぎた
その分 競争をして
結構泥臭いものなのかもしれない

明日の保障がない世界で
誰よりも輝こうとする姿は
夜空の流れ星のように儚い

保障された毎日で
周りに合わせて顔色うかがう
嘘に塗れた汚い私のココロの
彼女たちの輝きで少し浄化された