量産型の若い女の子達が頑張って何かを喋っていた
そんなに頑張って売れたい感じ出して周りが気にならないのかね
私もそりゃ憧れた
昔はみんなキラキラして
老若男女問わず
熱狂させた偶像に
今の世の中は増えすぎてそれを憧れと呼べるのか
あの娘たちを見てもちょっと顔が整ってるくらいじゃないのか
私ももう少し若い頃ならこれくらいできるんじゃないかと思ってくる
だいぶ疲れているみたいだ
テレビを消して冷静になる
少し自問自答をする
私はずっと憧れてただけか
彼女たちは憧れに挑戦して人前に出ている
他人の批判も顧みず
努力もしただろう
ツライ仕事もあっただろう
結局私は何もせず
愚痴って小さな満足を喰い物にしている
確かに今は増え過ぎた
その分 競争をして
結構泥臭いものなのかもしれない
明日の保障がない世界で
誰よりも輝こうとする姿は
夜空の流れ星のように儚い
保障された毎日で
周りに合わせて顔色うかがう
嘘に塗れた汚い私のココロの
彼女たちの輝きで少し浄化された