見積書のこと
●見積書とは 私は自営業でプログラムを作る仕事をしている。主にWEB関連の仕事が多く、FlashのスクリプトかPerlのスクリプトが多い。 たまにはPHPや簡単なハードウェアの設計もする。さて、自営業を始めたばかりの人が悩むのは、自分の仕事がいくらか?ということだ。 もちろん、金額は多いに越したことは無いが、「えっ?そんなに高いの?」と、クライアント(発注者)に言われるのも困る。逆に安すぎれば、自分のスキルや時間を安売りすることになるし、楽しくない。 自分の仕事をいくらで売りますという計算、それが見積もりだ。そこで簡単な見積もりの計算方法を紹介したい。 見積もりには2つのアプローチが考えられる。 1つめは、制作にかかる時間に時給を掛け算する方式。時給といっても誰かがお金を振り込んでくれるわけではないから、自分で基準を決めるわけだ。また、その時給も仕事によって変える必要がある。今後仕事がとれそうな相手なのか、1回限りでしかもお役所相手なのか… ま、売る相手で値段を変えていかないと、このシビアな世の中は渡っていけない。その辺の微妙なところはノウハウというか、感というか、勉強中であるので、細かく教えることは出来ない。申し訳ない。 もう1つのアプローチはクライアントの利益を基準にする方法だ。 クライアントは、私から何かを購入し、それによって何らかの利益を上げるわけだが、その利益の何倍もの費用がかかるようなら、別の人に頼むか、発注をやめるかのどちらかだろう。しかし、相手の基準にあわせて、作業時間がかかるのに安くするというのは論外だ。このアプローチを使う場合は、こちらで見積もったほうが高額になる場合である。●見積書に必要な情報1・基本情報2・仕事の範囲3・納期4・代金5・見積書の有効期限 これはWeb関連プログラムをしている私の基本フォーマットなので、業種が違えば必要な情報も違うと思うので、各自自分用のフォーマットを作ってほしい。 では、順に説明していこう。1・基本情報 書類の作成日、見積もり先(クライアント)、自分の名前(判子を押す)2・仕事の範囲 何について仕事をするのか。実際には、事前の打ち合わせで、どんな範囲の仕事を行うのか、同意を取っていないと話にならない。 ここでは、大まかな名称を書く。3・納期 何時納入するか、必要なら納入方法なども打ち合わせておくといいだろう。WEBの更新などでは、期日に正確な時間17時00分納入 などと時間の情報が必要な場合もあるだろう。4・代金 請け負う費用。消費税や振込み手数料、振込み日なども確認したほうがいいだろう。 一般的には、納品日のよく月末の振込みが多いが、業態やあなたの事情によって変わってくるので、そこはさきに相談してから代金の支払日を決めたほうがよい。5・見積書の有効期限 あなたは相手の1社のためだけに存在しているわけではないので、返事をただまっているというわけにはいかない。今月仕事がまったく無い、などという状況は出来るだけ避けなければならないのだ。仕事のないSOHOはただの無職。 相手の返事を何ヶ月も待ったあとに、やっぱりやめたとか、予算が無くなったと言われても、こちらには1円の得も無い。 先方はこちらの都合は考えてくれない、というつもりで動かないとダメだ。 私の場合は、1週間から1ヶ月の有効期限を設けて、その間に返事が無い場合には見積もったことすら忘れる事にしている。見積は精神的に疲れる仕事の割には、実際の収入にならないことも多い。しかし、見積を出さなければ、まったく仕事が始まらないわけで、ここはドライに必要な額を明確にだす訓練をしたほうがよいだろう。 その仕事に何日間かかるのか、正確に見積することができれば、それと自分の月収を考えてバランスの取れた見積を考えることだ。長い付き合いになりそうな会社なら、最初は安めに見積もるというような戦略は必要だが、感情に流されない冷静な見積で、収益をあげたいものだ。もちろん、なかなか難しいけどね。作成には見積書作成ソフトを使うと時間の短縮になる。 みつも郎Liteコベックこのアイテムの詳細を見る注)本当にちゃんとした書類を作成したい人は会計士に相談するなどしてください。当方は単なるWEBプログラマですので。