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ドアを閉めない人が増えている
ドアにしろ引き戸にしろ、開けないと出入り出来ませんから、自動ドアでなくとも、我々は誰もが自分で開けます。でも、開けたドアや引き戸をきちんと閉めている人は多くないと思われます。
「きちんと閉める」の意味は、「完全に閉まるまで手を添えて閉める」です。途中で手を放して勢いで閉めるのは、「きちんと」ではありません。バネが仕込んであったりして、手を放しても自然に閉まるドアも珍しくありませんが、そういうドアであっても、最後まで手を添えるのが「きちんと」です。
「きちんと閉める」ことの意義は、確実に閉めること、安全に閉めること、必要以上の騒音を出さずに閉めること、です。途中で手を放すと完全に閉まらずに止まるかもしれません。強い風で勢い良く閉まり、危険だったり、どこかが破損したりするかもしれません。マンション等ではドアが勢いで閉まる時の音はかなり響きます。
例えば「若くて行動が荒っぽい男子に多い」という傾向が強いとも思えません。年配の上品な感じの女性でも、勢いで閉めてバーーン、ということがあります。
印象としては、性別や年齢を問わず、「きちんと閉めない人」は満遍なく高確率で存在している、という感じですね。そしてここ10年程、「きちんと閉めない人」はどんどん増えているような気がしています。
自動ドアの普及が「きちんと閉めない人」を生み出しているのは間違いないのでしょうが、それにしてもひどすぎる状況ではないかと思います。「きちんと閉めない」ことが生み出す実害は、さほど大きなものではないでしょうが、そういうだらしなさは、決して好ましいことではないと思います。
我々の日本では、襖の開け閉めは膝をついて、という文化なのに、「きちんと閉めない人」がこれだけはびこっているのは、どうにも不愉快です。