正式名称:水平埋伏智歯
歯茎に埋もれたうえ横向きに生えているアウトローな親知らず。
医師の勧めで入院・手術のうえ抜歯することになった。

●準備編はコチラ

説明を受けてから約1ヶ月
時は来た!

電書を落としたタブレットと通信大学のテキスト&ノートなど、時間を有効活用するグッズを持って11時に入院の受付をした。
すると、早速パジャマへの着替えを指示され、点滴を刺された状態で昼食となった。
ちなみに昼食がコチラ
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正直、ファミレスか牛丼屋に行ってから来ればよかったかなぁとこの時点で後悔した。
なぜなら、抜歯手術の先人たちのブログによると、この後、しばらく食べられないと思われるからである。

手術は午後になるとのことで、呼ばれるまで点滴を刺された状態で大学の勉強し、午後15時、いよいよ看護師さんに呼ばれ抜歯手術に挑むのであった。

先生が「じゃあ麻酔をしますね」と麻酔を下顎に左右各3箇所していく。
「この麻酔は表面に効くもので(中略)ベロの方の麻酔はちょっとチクッとしますが(中略)」
先生はめちゃめちゃ喋る。めちゃめちゃ喋るのだが、私は麻酔をされているので答えられない。こんな時、どうすればいいか分からないの…と戸惑いながらうがいをし、今度は骨にグリグリする麻酔のターン
「この麻酔をすると心臓がドキドキして(中略)ゆっくり呼吸をすると(中略)」
もう何がなんだか分からないが文字数が多いなと思いながら2回めのうがいを……と思うが麻酔のせいか紙のコップすら持てず、先生にコップをもってもらってうがいをするという。お嬢様か。
と、意識があったのはここまでで、ほわーんと覚醒したときには手術最終盤だった。

「はい、終わりました」
と縫合も完了していて、抜いた後のパズルのように細かくなった親知らずを見せてもらう。
ミックスナッツのジャイアントコーンみたい。
「持って帰りますか?」と言われ、正直持ち帰りたかったが頭がぼんやりしていた&持って帰りたいと言ったらサイコ野郎だと思われやしないかという心配とでゴニョゴニョしていたら何故か持ち帰り用に包んでもらえた。
冷静に考えるとバラバラの親知らずが手元にあって何になるんだという話だけどな。

帰りは病棟の看護師さんが車椅子で迎えに来てくれて、それに乗って病室へ。
エレベーターに乗り込んだ時、真正面の鏡の中に両顎&何故か右目の下がドカーンと腫れた私がいた。
30代も前半の頃は涙袋欲しいー(きゃぴ)とか思ってたけど、アラフォーの今、ミミズ腫れレベルの涙袋はただのホラーである。影が入って老け度MAX。一刻も早くご退場頂きたい。

ベッドに戻ってウトウトしていたら夕食の時間となった。
「この食事を参考に退院後のごはんを検討してくださいね」と言われたのがこれ。
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無ーーー理ーーーー!!!
これを用意するのけっこう大変よう。
黄色のと緑のが食べたけど何なのか分からなかったけど、意外や意外、そこそこ美味しかった。食欲が無かったので完食はできなかったけど。

食事の終了が18時30分、消灯は21時。
電書を読んで22時に無理やり就寝。寝ている間に看護師さんが点滴を取りに来てくれたようだった。

夜間、地震があって目が覚めてしまいあまり眠れないまま朝6時起床。
点滴を入れて朝食を取る。
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その後、口腔外科で口の中に入れられていたドレーンを抜いて消毒をし退院許可が下りたので会計をして病院を後にした。
入院・手術でお会計27,500円。カード一括払いで精算した。カード使えるのありがたいというか、取り漏れもなくなるだろうし使わせてくれ>カード。
縫合跡の抜糸は一週間後となった。

術後編につづく
 

正式名称:水平埋伏智歯

それが己の下顎の歯茎に埋没した親知らずを示していたらしい。

こいつの存在を知ったのは大分昔。いつからいたのか記憶にないが、一般的に親知らずが形成されると言われている頃合いにはいたと思う。

幼少の頃よりズボラな私は平均以上の歯科治療を受けていると思う。前歯が差し歯だったり、神経を抜いたり、矯正をしたり(←ちなみに見事に定位置に戻った)。
加えて、人生において引っ越しも何度か経験したので、医者が変わるたびにレントゲンも撮るので、おそらく一般的な患者の平均よりも多く歯のレントゲン写真を見ていると思われる。

レントゲンにおいて神経は白く、差し歯はベタ塗りのように写る。
そして、下顎の両サイドを見ると他の歯列から離れ、ぽつんと眠る親知らずが歯茎に埋蔵されている。しかも横向き。アウトローだ。

 

 

この埋もれた親知らずについてどこの医者も特に何も言わなかったので、眠らせたままあれよあれよと約40年が経過した。
(ちなみに、上の親知らずはふつうに生えたので町の歯医者が虫歯治療のついでに抜いた。「パワフルプロ野球」では親知らずを抜くとパワーが上がるので嬉々として抜いた)

そんなある日、いろいろあって口内が裂けた私は紹介状を片手に私は口腔外科の門を叩いた。
例によって例のごとくレントゲンを撮るのだが、それを見て先生は「入院手術になるけど、親知らずを抜かない?」と提案してきたのである。

すべての歯科医がスルーした箇所への指摘だし、隣の歯に触れることもなく、痛みだ何だもなかったのでこのまま、埋蔵していてもいいかなーと思っていたので意外だった。
ので、それをそのまま伝えたところ
「みんな痛くなってからうちに送り込まれるんだよー」
とのことだった。

手術のやり方はシンプル。
歯茎を切って親知らずを露出させてからハンマーかなんかで割って取り出して縫合とのことだ。
その後、腫れ止めや抗生物質を点滴で入れて安静にし翌日経過を見て退院をするという流れらしい。

埋没親知らずを放置することによるリスクとしては

●現時点では悪さをしていないが、今後歯茎が下がったときに親知らずが露出すると隣の歯との間にポケットができ、その箇所が磨きづらくなる
●年を取れば取るほど親知らずが骨と癒着するので抜歯が大変になる(レントゲンを見る限りすでに若干癒着してた)
●単純に歯の根が神経に触れて痛みが出る可能性もある

大きな病院なので同様の症例はいっぱいあるだろうし、埋没した親知らずを抜かないで死ぬより抜いてから死ぬほうがなんとなくスッキリするだろうし、何よりも、私にとって親知らずを抜くこと=パワーアップである(by「パワプロ」)。

そんなこんなで埋蔵親知らず発掘が実現したのだった。

提案された手術法は2つ。
ざっくり全身麻酔か部分麻酔かである。

●全身麻酔は恐怖心が強い人でもバッチコーイの方法だが、麻酔に耐えられるか心電図などの事前検査が必要かつ手術室での抜歯になるとのこと。手術費用は5、6万円ぐらい。
●部分麻酔は当日、血液検査をしてから静脈内鎮静法により眠っているような状態にしてから歯科治療の診察台で抜歯するとのことで、手術費用は3、4万とのことだった。

全員麻酔は高いしめんどくさそうだったので、部分麻酔を選択し、神経に対し親知らずがどちらを向いているのか調べるためCTスキャンを撮影。
看護師さんから手術当日に必要なあれこれを聞いてから帰宅した。


入院・手術編につづく