23時は不思議な時間だ。

一時間もすれば、今日が昨日に変わる。

今こうして文字を打っている時間も「昨日」になるのだ。


なんだかここに世界が変わるような発見がある気がする。

それほど23時は不思議な時間なのだ。

そして、23時は同時に貴重な時間でもある。


今日最後の一時間。

無駄に過ごしたくないと焦る。

そんなことを言いながら、真顔でこの文字を打っているわけだが、とにかく焦る。

焦れば焦るほど明日は近づいてくる。


いや、待てよ。あと一時間すれば明日は今日に変わる。

つまり一時間経っても「今日」なのだ。

私たちは永遠に今日を生きている。

もしかして、時間なんて流れていないのではないだろうか。


これこそが世界が変わる発見だ!

そんな戯言を文字に打ちながら、今日の23時も無駄に過ごす。