★演技性人格障害(演技性パーソナリティー障害)とは
9割が女性で、いつも周りの注意を自分にひきつけようとし、そのために自分の考えや行動を演技的なまでにオーバーに表現する。成人期の早いうちに始まることが多く、次の8項目のうち5つ以上該当で示される。注釈はネットで見つけたものと私なりの説明なので絶対にこれで合っているというわけではありません。
1. どんな状況、場面であっても、自分が注目の的になっていないと楽しくない。
自分が注目されるために明らかな作り話を平気でする。芸能人やヤクザと友達で、親は大企業の社長、海外に別荘がある、豪邸に住んでいる、有名大学出身、野球がプロ並で甲子園に出た、ギターがプロ並でスカウトを受けた、レイプされた、貧血のフリして倒れる、実は婚約者が海外にいる、など。
カラオケでふり付きで歌ったのに、周りは歌詞カードに熱中してろくに拍手もしてくれないと途端に機嫌が悪くなり、先に帰ってしまうなど。
人が話してる最中でも「へー、でも自分はもっとすごいことがあった」とすぐ自分の嘘の自慢話に切り替える。
やたらと下手な絵を描いては周りに自慢する。どう見ても素人並・それ以下なのにそれらしく影を付けたりするがお世辞で「うまいね」と言われてもお世辞を本気にするので調子に乗る。
2. 女の場合、過剰なほど性的に誘惑的、挑発的な態度をとる。
その場の雰囲気にそぐわない服装、態度、視線の向け方をしてまでも、見られたがり、相手からの視線、リアクションを求める。
周囲から人気を得るためだけに誰とでもやる。
3. 猫の目のように変わる感情表現。
「なんて素敵!」「なんてひどい!」など、その場限りのオーバーな表現や、急に泣き出したり、「死にたい!」などと叫んだりする。
興奮しがちで、ちょっとしたことでも怒りを爆発させる。その結果、対人関係も長続きしないことが多く職を転々とする。
4. 自分に注意をひきつけるために、絶えず身体的外見を利用する。
極端に自分の肉体を誇示する。風俗嬢でマスコミOKの女は、マングリ返しとか顔射とかの痛々しいエロ仕事でもグラビアアイドルになったかのように自慢したりする。脱ぎたがりで見せたがりで触らせたがり。
珍しい服やアクセサリーで着飾っては、これ見よがしに振る舞う。
男の場合はシャツのボタンを全開にしたり上半身裸を見せたりする。
5. 芝居の台詞のように印象的な話し方の反面、内容があまりない。
いつも会話の中心にいて話をリードしているように見えるのに、話の中身は芸能人のゴシップや彼氏自慢、グルメ自慢など、まあどうでもいい内容に終始している。
話の中に架空の友達がたくさん出てくる。
形容詞がやたらに多く、具体的な内容に乏しい。
ドラマに出てくるような実際使ったら違和感のあるセリフや倒置法が好き。やたらドラマチックな言動・空想ストーリーが好き。
6. 「悲劇のヒロイン」を演じたり、幼児的な振る舞いをして自分を劇化したり、芝居がかった行動をとる。
目を細めてたそがれているような目線や表情、身振り手振りがやたら大きい。演技はテレビで見る俳優の演技より劇団員よりの過剰演技が多い。
自分のついた嘘を信じ込ませるために電話をしているフリや、メールをしてるフリ、寝言を言っているフリなど1人芝居をしたりする。
スキャンダルさえ売り物にする、落ち目の女優などスキャンダルというネガティブな評価でも、周りが注目してくれれば演技的な自己は満足する。
7. 他人や周りの環境からの影響を受けやすい。
とにかく思い込みが激しく、深く考えて行動することができない。
漫画やテレビの中の出来事でも本気にするのでお笑いのネタが通じないことがある。
8. そんなに親しくないのに、さも親しげな馴れ馴れしい態度をとる。
1回しか会ったことのない相手でも、大声で名前を呼んだり、体を密着させて抱きしめたり、大げさな握手をしたりする。
社交辞令を本気にする。
レストランや美容院の店員が話しかけてきただけで友達だと思い込んで通うことがある。