毎日ビーチというのはさすがになんなので、日帰りでジャングルの中の遺跡を訪ねるというのが、カンクン旅行者の定番!そう、カンクンには、ピラミッドで有名な世界遺産チチェンイッツァがあるのです。
チチェンイッツァまではたくさんツアーが出ており、たいていの人はそのどれかに参加して行くことになります。これに限らず、エクスカーションは前日に頼めばホテルの中のデスクですべて手配してくれるので、このあたりはやはりちゃんとしたホテルは便利です。


さて、ホテルゾーンからチチェンイッツァまではけっこうな距離があり、少しバスに乗りつかれてきたころ到着したのは、聖なる泉セノーテ。この泉は、石灰石の岩盤がかなり深く陥没した底にあり、泳ぐことができます(我々は遠慮しておきました)が、実はその昔生身の人間が生贄が放り込まれたというオソロシイ場所。
その予備知識のせいか、どうも上から見ていると地獄の釜から人間が細い糸を必死に這い上がる曼荼羅の光景を思い浮かべてしまいます。
アメロー


泉を見たあとは、とりたててどういうことのない昼食を食べて、いよいよピラミッド!
ここからは、西語班と英語班に別れて、アカデミックな感じのガイドさんについて回ります。他のグループもガイドさんが引率していたので、どうやらこれがここのシステムのようです。
アメロー

しかし、このガイドさんの説明が、長い長い。たまらず途中で離脱。
まともに聞いてたら、30分くらいしか自由時間が取れなかったのではないでしょうか。本当に遺跡が好きで自分でじっくり見たいという方は、要注意です。


がっかりだったのは、ピラミッドに登れなかったこと。ピラミッドは登ってなんぼ(意味不明)。5年くらい前に出張のときに行ったメキシコシティー近郊の遺跡テオティワカン(下の写真参照)ではてっぺんまで登れたので期待していたのですが、最近登れなくなったらしく、かなりがっかりです。貴重な世界遺産の保存のためには、仕方ないのかもしれませんが(じゃあ泉はなに?という気もしますが)。
アメロー それでもまぁ、いちどは見ておきたかったところですので、よしとしましょう。
テオティワカン(ただし5年くらい前の)と違って、物売りがしつこくよって来ないのは、快適でした。トイレもきれいだったし、飲み物の値段も許せる範囲。これも世界遺産指定の関係なのでしょうか。


もうひとつ、カンクンでぜひ見てみたいというかやってみたいと思っていたのは、遺跡と違って子どもも文句無しに楽しめるイルカとのふれあい体験。日本ではなかなかさわれるところはないですからね。
ところがカンクンでは、さわるのはもちろんのこと、
アメロー

キッスや、
アメロー


握手までできちゃうのです!
アメロー

今までイルカショーは何回見たかわかりませんが、いっしょに泳ぐのは初めてで、これは大人の私でも感動しました。

本格的にイルカとふれあうなら島へ渡ったりちょっと郊外(?)へ出たりところでやってるプログラムが充実しているそうですが、我々の行ったLa Islaというショッピングセンターの中の水族館のプログラムでも十分楽しめましたし、ここは小さい子もOKです。

それにしても、イルカ超かわいい。。。
アメロー

さらに生きもの大好き兄妹の勢いは収まらず、潜水艦にもチャレンジしました!
潜水艦といっても3分の1ぐらいは水上に出ており、船底がガラス張りになっていて海底が見える、というものです。
沖合で乗り換えると中は相当狭く、妻は早々にギブアップ(甲板に上がることができる)。

しかし水の中の世界は、サンゴ礁に色とりどりの熱帯魚が舞う、絵に描いたような光景が広がっていました(写真がうまく撮れずごめんなさい)。
アメロー
カンクンのビーチはずっと浅瀬になっているようで、サンゴ礁の間を進むうち、こんな大群にも出くわしました。
アメロー
そのほかにも、写真は撮り逃しましたが小さな魚がスイミーのように固まっていたり、ウミガメが鳥のように優雅にお出かけしていたりと、またもや子どもそっちのけで釘づけになってしまいました。。。